西澤em「悪夢録」
(2016年8月発行 栄光印刷/2017年4月2刷発行 日光企画)
収録作品
・「蚯蚓」
「花崎滋(二年・園芸部部長)は、虫塚あお乃(二年・生物部部長)に、自分の見た夢について話す。
夢の中で、滋は、あお乃を殴り倒した後、左耳の中に、青いミミズ(注1)を入れたのであった。
その話の後、滋は、植物の鉢植えを返してもらうために、生物部の準備室へと入るのだが…」
・「花薫る沼」
「滋は、あお乃の案内で、森の奥深くにある沼に案内される。
そこは、睡蓮の他に様々な珍しい植物があり、園芸部には楽園のようなところであった。
滋が夢中になって見ていた時、あお乃の膝が背中に当たったはずみで、沼に転落、水をたらふく飲んでしまう。
以後、滋は体調が悪くなり、特に、口の中に何かできている様子。
あの乃は、見舞いと称して、滋の部屋を度々訪れるが、彼には何か目的があるようであった…」
・注1
山の中で、雨の日とかに、青紫色をした、でかいミミズを目にすることがあります。
これは、普通の人がイメージしているミミズよりも遥かに太く、また、色がロコツに鬱血していて、ヤバイ!!
アレって、何と言う生き物なんでしょうか?
2020年8月13日 ページ作成・執筆