呪みちる「生きている蒲団/エレノイド・ミッシェル第一話・第二話」(2014年4月頃発行)
収録作品
・「生きている蒲団」(「恐怖の快楽」(ぶんか社)1999年5月号掲載)
「下田は、文学の道に進むため、親の援助なしに、自分の力だけで国立大を目指す。
彼は安い下宿に移るが、そこは家具・賄い付きで、破格の家賃であった。
引っ越した夜、彼の夢の中に裸の娘が現れ、彼は彼女を抱く。
以来、彼女は毎晩、夢に出てくるが、一方で日中はひどく疲れ、試験勉強どころではない。
バイトも行かなくなり、彼は蒲団にもぐり込んでは、夢で彼女の身体に溺れる。
ある夜、彼は水の音で目を覚ます。
二階の窓から見下ろすと、庭の池の淵に家主の老婆がしゃがんでいた。
夢の娘の正体とは…?」
・「エレノイド・ミッシェル」(季刊「TRASH UP!」連載)
「第一話 これはおそろしいことだ」
夜の聖墳墓の騎士学園。
シスター北条が見回りをしていると、教会の椅子に女生徒たちが座っているのを目にする。
何をしているか尋ねると、突如、人形が現れ、シスターにネック・ハンギング・ツリーをきめる。
その人形こそは現代科学の粋を結集したスーパーロボット、エレノイド・ミッシェルであった…。
「第二話 10人の女学生」
教会に集まっていたのは、10人の女学生(ヒッコ、ゲッコー、ミーコ、フラッシュ、チーコ、スパーク、ジェット、シックス、みどり、よし子)。
皆がエレノイド・ミッシェルの勝利に酔いしれる中、よし子だけは冷静で、エレノイド・ミッシェルの危険性を見抜いていた。
みどりとよし子が教会に戻ると…。
第一・二話を読んだだけですが、呪みちる先生には珍しい長編「エレノイド・ミッシェル」が非常に気になります。
ただ、検索して調べてみた限りでは未完のようです。(理由は不明です。)
未完でも構いませんので、単行本化していただけないものでしょうか?
登場人物の解説を読むだけで、期待は高まるばかりです。
2023年6月26日 ページ作成・執筆