真山創宇「煙羅怪奇な物語 短編集A」(2023年5月5日発行)

 怪奇探偵、煙羅。
 彼が関わった、奇怪極まる事件の数々とは…?。

・「第六話 イイヒト」
「煙羅が住宅街を歩いていると、眼鏡をかけた男子学生に呼び止められる。
 彼は透明な膜の筒に閉じ込められていた。
 彼は登校途中、泣いている女の子に声をかけ、気が付くと、ここにいたと話す。
 煙羅は彼に上を見ないよう警告するのだが…」

・「第七話 金の風船」
「金が欲しくて欲しくてたまらない男。
 男の前に千円札をぶら下げた風船がいきなり現れ、彼は大喜びで千円札を取ろうとする。
 通りすがりの煙羅は彼を止めるが、男は聞く耳を持つわけがない。
 男が千円札を掴むと、男の身体が溶け、そして…」

・「第八話 石のお守り」
「一人の少女が野原にペットのお墓を作っていた。
 ペットだったフェレットの霊が彼女にまとわりつくも、彼女は気づかない。
 フェレットの霊はその場にいあわせた煙羅に気付くと、石の中に潜り込み…」

・「第九話 死のキス」
「煙羅は知り合いの男性を捜していた。
 彼には昔、世話になったことがあり、借りを返そうと思っていた。
 夜の盛り場で、彼は女に店に誘われる。
 その女とは一度会ったことがあると煙羅は言うが、その正体とは…?」

・「第十話 たまゆらの夢」(第九話と関係あり)
「植物の専門家の男性。
 彼が庭園の植物に水をあげていると、玄関の方で妙な気配がする。
 出ると、玄関の近くの歩道に一人の少年が立っていた。
 少年は道路の方を指さすと、片足で全身赤い女が頭だけの犬を引きずりながら、彼をつけてきていると話す。
 女は今、彼の目の前にいると言うのだが…」

・番外編(3コマ・6コマ・12コマのギャグマンガ)
「猫探し探偵」
「視線の先」
「変化するワナ」
「美女オンナ」
「イタズラ猫又」

 短編の後には、番外編のようなショート・ストーリーが載っております。

2023年10月26日 ページ作成・執筆

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