好美のぼる「少女カメレオン」(2019年5月1日発行)
「橋本加奈子という少女(小学六年生)が、謎の熱病で亡くなる。
少女の死には、彼女にプレゼントされたオルゴール、ケーキ、人形が絡んでいるようであった。
彼女のペットのカメレオン、「チコ」は、人間に化け、主人を殺した犯人を捜す。
加奈子は、美人で成績優秀、クラスの委員長として皆からも慕われていたが、彼女を憎む者もわずかながらいた。
委員長の座を狙っていた田中美代子。
加奈子の美しさに嫉妬していた小原ルリ子。
チコは彼女達を問い詰めるが、「あの人」に命令はされていたものの、彼女達が犯人ではない。
真犯人を捜すうちに、橋本家の複雑な家庭環境が明らかになっていく…」
まんだらけさんによって(多分)丸ごと復刻された、好美のぼる先生の貸本怪奇マンガです。
この復刻本に、「少女カメレオン」のフィギュアが付いて、「15000円(税別)」という強気な価格で、大まん祭で発売されました。
私は会場で買いましたが、値段よりも(貸本だったら、もっと高いです)、フィギュアがかさばって、荷物運びに難渋した記憶があります。
ぶっちゃけ、漫画本だけとフィギュア付きと別々に分けて、発売して欲しかったところです。
作品に関しては、目玉をギョロギョロさせたカメレオン少女が大暴れをする内容…かと思いきや、後半、ストーリーが混乱し始め、ラストの説明もよくわかりません。
でも、あの当時に、カメレオンを題材にした怪奇マンガを描いたというのは凄いことかもしれませんね。
2020年3月12日 ページ作成・執筆