白川まり奈「侵略円盤キノコンガ」(2021年5月4日発行)
「1978年4月10日。
姥が岳へのハイキングの際、青木という少年が、足を骨折し、佐田先生に付き添われて、山小屋で一晩を過ごすこととなる。
その日の午後五時ニ十分、山小屋の近くに、UFOが墜落する。
すぐに調査隊が派遣され、UFOの中から宇宙人が発見される。
K大宇宙研究所の白国博士は、パニックを避けるため、宇宙人のことは秘密にし、青木と黒田先生を研究所に監禁状態に置く。
その一方で、奇怪なことが続発。
UFOの調査隊が全員行方不明となり、キャンプ近くには謎のキノコが群生していた。
その事件の後から、日本のあちこちに隕石が落下し、各地で多大の被害をもたらすようになる。
研究所がUFOに攻撃された混乱に乗じ、青木と佐田先生は研究所を脱出するが、その際、白国博士から恐ろしい推測を聞かされる。
それは、墜落したUFOはスカイラボ(宇宙実験室)のようなもので、乗っていた宇宙人は、謎のキノコの胞子を研究中に、その毒にやられたのではないか、というものだった。
博士の推測通り、墜落したUFOから地球にもたらされたキノコの胞子は成長し、蛙から人間まで、あらゆる動物に片端から寄生していた。
更に、キノコに寄生された人々は、キノコの胞子の潜む隕石を地球に呼び寄せて、仲間を増やしていく。
青木少年は、佐田先生と別れた後、家族の待つ家へと向かうのだが…」
曙文庫からの復刻です。
QJマンガ選書からの復刻から20年以上(時の流れに愕然…)も経ちましたので、こうして新しい読者の目に触れる機会ができるのは嬉しい限りです。
でも、キノコンガのソフビ人形とセット販売だったので、結局、ハードルは高かったかも…。(私は運よく、本だけ入手できました。)
2022年11月28日 ページ作成・執筆