谷ゆきお「おとこ足の少女」
(1997年10月1刷・2004年4刷発行)

 収録作品

・谷ゆきお「おとこ足の少女」
「桐たまみは自分の左足に黄色い毛がたくさん生えているのに気づき戦慄する。
 数か月前、彼女はスキーで事故にあい、骨折した。
 その際、父親は大学の時のクラスメート、峰伊津子と再会し、彼女の病院でたまみは手術を受け療養する。
 だが、峰伊津子には心に秘めた計画があった。
 計画のためには男の足が必要で、タイミングよく、彼女の病院にベトナム戦争の脱走兵が二人、逃げ込んでくる。
 一人は逃亡中に撃たれて亡くなり、彼女はその足をたまみに移植する。
 だが、この足には秘密があり…」

・小林将二「黒い真珠」
「南海の秘宝、黒真珠。
 横浜ではこの黒真珠を巡り、様々な犯罪組織が争っていた。
 中でもブラックウマウマ団は「鉄人ウオッカ」を操り、日本中を荒らしまくっていた。
 科学者の藤平道治は「ウオッカ」に対抗すべく、「鉄人KN12」を開発する…」

・唐沢俊一「すべてのマンガはクズである」
 とりあえず、これを読んで思ったことはエラソ〜な御託を並べる暇があったら、「狂った茶碗」「魔人と少女」も復刻してほしかったな。

・ならやたかし「抜くぞ性春!! VOL.1 妖女趣味の世界」
 ならやたかし(aka 睦月影郎)先生が「人間以外の女性にお世話にな」ったことを描いたコミック・エッセイ。
 フジ・アキコや法印大子あたりは理解できるが、「エクソシスト」で抜いた(しかも、劇場で…)というのは凄い…のか…?

 谷ゆきお先生の代表作の一つであり、貸本マンガにおける稀代の怪作としても知られる「おとこ足の少女」。
 正規の復刻が望まれますが、まあ、こういったことはなかなか大変なのでありまして、とりあえず、どんなものか知りたい方にこの本はお勧めです。
 オリジナル本を持っておらず、完全版かどうかかなり怪しいものの、ほぼオリジナルに近いのではないでしょうか?
 また、併録の小林将二「黒い真珠」も、アバンギャルドなコラージュ(一部、盗用の域に達しております)の炸裂する珍作です。
 「UA!ライブラリー」は欄外の野暮な突っ込みや故・唐沢俊一氏の「上から目線」と「牽強付会」が鼻につく解説等、評判は悪いですが、今のところ、「おとこ足の少女」が読めるのはこれしかありませんので、プレミア価格でなければ入手されても良いように思います。

2026年4月2・4日 ページ作成・執筆

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