三智伸太郎「呪いの首に白蛇が!」
(1986年5月16日発行/青119・1988年8月6日/青255)

「岡山県三鬼村。
 そこにある祠には、三鬼菊(みき・きく)の首が祀られていた。
 彼女は、四十年前、病弱な身体をはかなみ、日本刀で自らの首をはねて自殺し、遺言により、祠が作られたのであった。
 その菊の霊が、白蛇の模様のある石をきっかけに復活し、次々と健康な少女を襲っては、精気と身体の一部分を奪う。
 ヒロインの真実は右腕に、菊と同じ痣があり、引き寄せられるように、三鬼村を訪れる。
 菊の父親、三鬼周吾は、真実の右腕が狙われていることを知り、法念和尚と共に、菊の霊の復活を阻止しようとする。
 だが、菊の弱点がわからないまま、法念は殺され、菊は、真実を追って、東京にやって来る。
 真実の運命は…?」

 グロ描写を頑張ってはおりますが、どこかインパクトに欠けるように思います。
 また、菊が「健康な少女の胴、両手、両足に(…)転生する」という設定もわかるような、わからないような…。(健康な身体に転生すれば済む話だと思いますが。)
 個人的には、「シュシュ―」と光る坊主の描写(座禅を組んだ輪郭のみ)が、ステキに手抜きで面白かったです。

2020年12月4日 ページ作成・執筆

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