さがみゆき「鏡の中に死顔が」(1981年11月10日発行/青90)


「観光都市K市にあるホテル南国。断崖の際にあり、そのホテルは海が眺められる。
 そのホテルの115号で泊まった女性客が相次いで謎の飛び降り自殺を遂げる。
 四人目の犠牲者は人気がある映画女優であった。
 この事件に目をつけた新米の芸能記者、加山明子は事件の真相を明らかにするために、その115号室に泊まることにする。
 渋るホテル側を説得してくれたのは、ホテルの持ち主の息子で修行のためにボーイをさせられている井上たけしであった。
 明子とたけしはすぐに打ち解け、たけしからその部屋で起こった悲劇について明子は聞かされる。
 一年前、毎年夏になると避暑のためにホテルを訪れる上原ともみという女性がいた。
 しかし、結婚式の前日、交通事故に遭い、ともみは一人、包帯を巻きつけた顔でホテルを訪れる。
 ともみの顔は事故のため、二目と見られぬ顔になっており、婚約者は冷たくともみを見放す。
 ともみは発狂し、婚約者を半殺しにし、このことを嘆いた母親はともみを刺殺、自らも断崖から身を投げるのであった。
 そして、この事件の後から、飛び降り自殺が起こるようになったと、たけしは言う。
 明子とたけしは協力して、原因を突き止めようとする…」

 内容は黒枠版と一緒ですが、冒頭のタイトル・ページが新たに二ページ描き加えられております。
 ジャケットは手抜きの感があり、味のある黒枠版の方がいいと思います。

平成27年12月10日 ページ作成・執筆

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