川島のりかず「みな殺しの家」(旧題「狂乱!! 恐怖の都市へ」)
(1988年3月16日発行/青217)

「紫音(しおん)の家の真上に突如現われた黒い球体。
 その球体から流れる液体を飲めば、飲んだ人間の願望通りの人間になれる。
 その液体でボロ儲けする紫音の家族達は、欲望に心を狂わされていく。
 しかし、それは罠であり、破局が訪れる…」

 一応、子供の誘拐事件が伏線としてあるのですが、正直、蛇足に感じられます。
 理由付けせずに、「謎の球体」は謎のまま残しておいた方が面白かったかも…。
 とにもかくにも、ラストの「暴動」が最大の魅力!!
 このリンチの描写は今見ても、かなりエグイです。(目を執拗に狙うのがイヤ…。)
 ちなみに、昔懐かしの「ミステリーゾーン」で「田舎町で原因不明の異変が起き、人々がパニックになるが、宇宙人の人類への前調査だった」という話(タイトル不明)を思い出しました。

平成27年1月5日 ページ作成・執筆

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