杉戸光史「怪奇!なめくじ少女」(1987年6月16日発行)



 収録作品

・「怪奇!なめくじ少女」
「夜、悦子の寝室に現れた親友の澄子は「なめくじ少女」となって、悦子に襲いかかる。
 翌日、悦子は、下校時、澄子の後をつける。
 澄子は家とは違う方向の森の中にどんどん入っていくが、これは「なめくじ少女」の罠であった。
 澄子になめくじだらけの穴に突き落とされ、悦子は失神。
 気が付くと、男友達の和生の家に寝かされていた。
 安堵するのも束の間、巨大なナメクジが彼女に襲いかかる。
 だが、和生の機転によって、巨大なナメクジを退治すると、その正体は澄子であった。
 正気を取り戻した澄子から、悦子と和生はナメクジの棲家を教えられるのだが…。
 巨大なナメクジの正体とは…?」

・「神木」
「ある家の庭には、代々神木と呼ばれる、樹齢数百年のいちょうの大木があった。
 みどりの父親は先のことを考え、この神木を切ることに決める。
 みどりは、木のせいで部屋の日当たりが悪いことに不満を持っていたため、大喜び。
 だが、彼女に神木の精から木を切らぬよう、度々お告げがある。
 みどりは悪戯と信じなかったのだが…」

 「なめくじ少女」(ひばり書房黒枠)からの再録です。
 カバーと扉絵の変更と、「なめくじ少女」のタイトルページ、「神木」のラストページの一コマ、後記が削除されている以外は、恐らく、変更点はありません。

2018年6月7日 ページ作成・執筆

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