原やすみ「断頭台の花」(220円)
「人形の生首を使い、人を驚かす事件が続出する。
犯人は、人間を憎むあまり、死神に魂を売った少女、夕起子であった。
夕起子は人形でギロチンの練習を積んだ後、人間を百人、ギロチンにかけようと目論む。
しかし、生首の人形事件を調べていた新聞記者の青年と出会ってから、夕起子の心境に微妙な変化が起こる。
彼女は新聞記者の青年を愛し、以前ほど、人間が憎く思えない。
新聞記者の青年は、死神に責め苛まれる夕起子を精神病院に保護する。
その夜、青年の枕元に死神が訪れる。
死神は、夕起子を救うには「ルチロンの花」が必要と、青年に教える。
この「ルチロンの花」とは、ギロチンで人の首を斬った時に、ギロチンの下に咲く花なのであった。
青年はこの花を求めて、奔走するのだが…」
表紙からして「あなたがこの本を手にしたとき首が飛ぶ!」と書かれており、物騒極まりない一冊であります。
でも、まあ、こけおどしもいいとこでして、相変わらず、テキト〜な内容なのであります。
描きとばしたのが一目瞭然で、ストーリーも理解できるような、できないような…。
個人的には、ギロチンでの残酷描写がなかったのが、ひどく残念でした。
とりあえずは、読む前に「首を洗う」よう指示があるのは、このマンガだけでしょうね。
・備考
ビニールカバーの剥がし痕あり(頑張って剥がしました)。ビニールカバー貼り付けによる本体の歪みひどし。本編、シミや汚れ、非常に多し(食べカス、挟まりまくり)。後ろの遊び紙に貸出票の貼り付けあり。
2016年12月25日 ページ作成・執筆