だんしんじ「蒼白の女」(240円)
「ある冬の夜。
サングラスをかけた、蒼白な顔の女性が通行人を襲う事件が起こる。
その場に居合わせたカメラマンの宇津有二は、妹の美奈と友人の三人で、その怪女の正体を突き止めようとする。
犯人を痴情犯と推測した有二達は夜ごと、男装したり、女装したりして、夜の町をうろつく。
策が功を奏し、有二達は怪女と遭遇するが、謎のコート姿の男に邪魔をされる。
有二達は怪女を見失うものの、大森医院と怪女が関わりがあることを知る。
更に調べると、その医院の四階の窓には、鉄格子がはめられた部屋があった。
そこで、怪女をおびき出すべく、有二はある作戦を立てるのだが…。
怪女の正体とは…?」
怪女の意外な正体が本作の目玉なのですが、見せ方が今一つ工夫が足りません。
顔色が蒼白なことだけ騒ぎ立てても、あんまり怖くはないなあ…。
もっと雰囲気を盛り上げたら、いくらでも面白くなったと思うのに、残念です。
・備考
ビニールカバー貼り付けよる表紙の歪みがひどし。後ろの遊び紙に貸出票の剥がし痕あり。
2016年12月22日 ページ作成・執筆