だんしんじ「青い蝋人形」(240円)

「京子とネネは、絵を描きに来て、山中で迷ってしまう。
 弱り切っていたところ、偶然、民宿を見つけ、一晩の宿を乞う。
 民宿には、老婆と美穂という娘がおり、老婆は二階には決して上がらぬよう念を押す。
 翌朝、民宿の周囲が意外と景色がいいことに気付き、二人は十日程度、滞在することにする。
 早速、二人が絵を描いていると、木こりらしき男が二人に話しかけてくる。
 男の話によると、一年前、あの民宿の二階で、彼が想いを寄せていた娘が殺害されたらしい。
 京子は二階に興味を持ち、その夜、二階へと忍び込む。
 すると、ある部屋に、若い女性をモデルにした蝋人形が安置されていた。
 だが、その現場を老婆に見つかり、老婆は半狂乱、美穂のとりなしにより、許してもらえる。
 京子は、蝋人形の謎を解こうと決意し、機会を見て、再び二階へと上がるのだが…。
 蝋人形の秘密とは…?
 そして、老婆と娘の不審な行動の理由とは…?」

 正直なところ、あまり面白味のある内容ではありません。
 まず、蝋人形の設定を活かしきれておりません。
 また、幾つか釈然としない部分もあります。(蝋人形の目が光るシーンとか)
 あと、これは個人的な感想なのですが、民宿の娘をあんなにしもぶくれにする必要はあったのでしょうか?(実は、これが後々、矛盾につながります。)

・備考
 非貸本みたい。カバー痛み。

2020年4月30日 ページ作成・執筆

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