中岡俊哉・作/小杉彩・画「生霊ビオパワーの恐怖 脅威の生霊」
(1986年9月26日第1刷発行)

・「第一部 脅威の生霊」
「久保ナナは明るい性格で、クラスの人気者。
 また、彼女は都内の高校の心霊研究会の一員でもあった。
 一月前から、彼女は原因不明の病気にかかる。
 午後四時になると、彼女の心臓の温度が急激に上がり、心臓が止まりそうになるのであった。
 その際の苦しみは凄まじかったが、他には何の異常もなく、彼女は心霊研究部の文化祭の発表に参加する。
 心霊研究部は、平沼かおる先生を顧問とし、リーダーの竹田和則、木田弘美、岸マサ、近藤秀男にナナを加えた五人。
 彼らは文化祭の研究発表を「幽霊屋敷の探訪」「転落死した大野靖男の降霊」に決定する。
 「降霊」の方は、竹田と岸が霊能者、島津霊千の家を訪ねる。
 彼らが大野靖男の降霊を頼むと、大野靖男の霊は意外な事実を述べる。
 彼は事故死ではなかったのだ…。
 一方、残りのメンバーはその夜、幽霊屋敷へ出かける。
 その屋敷では過去に一家皆殺し事件があり、家に住んだ人は二か月も経たないうちに逃げ出してしまう。
 幽霊屋敷で彼らが目にしたものとは…?
 そして、その研究結果を文化祭での発表する時、彼らを再び恐怖が襲う…」

・「第二部 ビオ・パワーの謎に挑む」
 中岡俊哉先生が「ビオ・パワー(生霊のパワー)」について解説。
 「丑の刻参り」、ブラジルの「マクンバ」、世界各国の呪いの方法から、「ビオ・パワー」を「念力(サイコキネシス/P・K)」として科学的に研究していること等。

2022年3月14日 ページ作成・執筆

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