秋本葉子「蜘蛛女A」(2010年9月6日第1刷発行)

 河津チェリーは一見、普通の可愛らしい女の子。
 彼女は人の願いを叶えてくれるが、その代償とは…?

・「第四話 変化」
「恵那は学園理事長の娘で、冴えない容貌にひどいコンプレックスを抱いていた。
 ある時、彼女は転入生の河津チェリーと会い、彼女に反感を抱きつつも、うっかり雑誌モデルのようになりたいとこぼしてしまう。
 チェリーは恵那の願いを叶えると言い、以来、恵那は痩せ、どんどんきれいになる。
 チェリーによると、これは魔法によるもので、恵那はこれからもどんどん美しくなると言う。
 きれいになった恵那はますます高慢になり、横暴な振る舞いを続けるが…」

・「第五話 生きる術」
「芳野翔馬はひ弱ないじめられっ子。
 ある時、彼は転入生の河津チェリーに優しくされ、彼女に想いを寄せるようになる。
 だが、いじめグループのリーダー、小林浅黄はチェリーを目の仇にして、彼女をいじめの標的にする。
 そんな彼女を翔馬は助けようとするが、グループの前にはあまりに非力であった。
 そんな時、グループの杉谷が変死体で見つかり、その疑いがチェリーにかかる…」

・「第六話 蝶と蛾」
「アゲハは自他ともに認める美人。
 彼女にとって目障りなのはクラス一のブスのトモエであった。
 トモエはいちいちウザく、アゲハは彼女に対して容赦がない。
 ある時、アゲハは右手首に痛みを覚える。
 見てみると、手首にアザができていた。
 しかも、事あるごとに痛みが襲い、その度にアザが濃くなってくる。
 そのアザはまるで蛾のようであった。
 このアザのことを河津チェリーとトモエに知られ…」

・「第七話 蜘蛛女」
「カグヤは色目を使って、男どもからちやほやされていた。
 彼女は何人もの彼氏がおり、その中の一人の浅野成司は典型的な「ミツグくん」であった。
 彼は彼女の欲しいものを何でも買ってあげていたが、そのせいで金欠になってしまう。
 そのとたん、浅野はカグヤに捨てられ、逆上し彼女に掴みかかるものの、彼女の別の彼氏にボコボコにされる。
 放心状態の浅野は道路にさまよい出て、交通事故にあい、カグヤに向かい「クモ女」と罵り、彼女が罰をあうよう求める。
 翌日、彼女のクラスに河津チェリーという少女が転入してくる。
 チェリーはカグヤに言い寄っていた男子を全員、自分のもとに引き寄せてしまう。
 蜘蛛女同士の対決の行方は…?…」

 巻末の「おまけまんが」が特に楽しゅうございました。
 秋本葉子先生はギャグ漫画のセンスも優れているように思います。

2025年11月17・18日 ページ作成・執筆

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