さいとう・たかを「魔海」(220円)
収録作品
・「魔海」(1965年?)
「母のいるミンダナオ島に行くため、船に密航した少年。
彼は救命ボートに身を隠していたが、嵐で救命ボートが外れ、漂流してしまう。
ボートは島のある方に流され、助かったと喜んだのも束の間、そこはたくさんの船が難破している「海の墓場」であった。
彼が難破船の一つに上がると、船室で超音波を発する巨大な蟹と遭遇する。
この超音波はものすごい頭痛を引き起こし、船員たちは皆、その餌食となっていた。
少年はどうにか蟹を撃退し、生き残りの老人とその子供に出会う。
彼らは生き残るため、一丸となって巨大蟹に立ち向かう…」
・「ショック・マン」
「城北市市立中学校二年の里原茂と親友の山岡正男が星の観測をしていると、裏山に光るものが落下する。
二人が見に行くと、岩石のようなロケットが墜落していた。
山岡は里原が止めるのを聞かず、ロケットへと近づき、割れ目の中に入る。
途端に彼は体調不良に襲われ、里原が彼を連れ帰ろうとすると、彼の体に異変が起こり、のっぺりしたグレイ型宇宙人へと変化する。
しかも、彼は体中から電気を発し、様子を見に来た大人たちを感電させる。
里原は山岡を知り合いの宮地委員へと連れて行くのだが…。
山岡の身に起こったこととは…?」
詳しいことはわかりませんが、少年漫画雑誌に掲載された作品を貸本で出版したのではないでしょうか?
「魔海」はそのスジでは元祖「サバイバル」と言われており、復刻した単行本も出ております。
ですが、併録の「ショック・マン」はいくらネットで検索しても、なかなかヒットせず、未復刻の可能性があります。
こちらの方がゲテモノ度は高く、グレイ型宇宙人が体のあちこちから電気を放射する愉快なシーンがあったりして、かなり楽しめます。
ただ、若干、あっけない幕切れで、個人的にはもうちょっとグレイに暴れてほしかったものです。
一応、画像を載せてはおりますが、「さいとうプロ」の方から抗議がありましたら、画像はすぐに削除させていただきますので、あしからず…。
・備考
ビニールカバー剥がし痕あり。糸綴じあり。後ろの遊び紙に貸出票の貼り付けあり。
2026年6月11・13日 ページ作成・執筆