谷口トモオ「サイコ工場@」(1997年9月6日発行)

・「FEVER」(「恐怖の館DX1996年9月号」初出)
「アパートの前のゴミ置き場に倒れている男。
 青年は酔っ払いと思い、声をかけたところ、その男は頭から死を流して死んでいた。
 その現場を見た女性は、青年が殺したものと勘違いして、青年から逃げようとして、すっ転んで、死んでしまう。
 それをまた別の住人が見ていた…」

・「ピノキオ」(「恐怖の館DX1996年12月号」初出)
「不妊症の妻は、子供を欲しがるあまり、人形を赤ん坊と思いこんでしまう。
 夫は、そんな妻を不憫に思い、妻と同じように、人形を慈しむ。
 が、徐々に人形が赤ん坊のように動き始める…」

・「TAXI」(「恐怖の館DX1997年3月号」初出)
「危篤の父を見舞うため、タクシーに乗り込む高校生。
 緊急の事態に、タクシーの運転手は、道路交通法無視かつ人命無視なドライビング・テクニックで病院まで爆走する!!」
 これはやったもの勝ちの大傑作です。誰か映画化してみませんか?

・「You Better Pray」(「恐怖の館DX1997年1・2月号」初出)
「新興宗教にはまった父親。
 彼は、年頃の娘に悪霊が憑り付いたと思い込み、娘を下着姿のままベッドに縛り付ける。
 そして、自己流の悪魔祓いを実行する…」

・「セイギノミカタ」(「戦慄!!タコ少女 総集編Vol.1 1996年」初出)
「正義の味方を自称する青年。
 彼は彼の「正義」に反する者には容赦をしない。
 そして、警察まで出てくる事態になるが、彼は慌てず騒がず、その正体を現すのだった…」
 雑誌掲載したものと、結末が違います。
 オリジナルの方は、変身した後、「正義の味方」が大虐殺を展開します。個人的に、オリジナルの方が好きです。

・「リサイクル」(「恐怖の館DX1997年5月号」初出)
「老いた父親の代わりに、病院へ薬を貰いに行く青年。
 紆余曲折の末、ようやく医者のもとにたどり着くが、カルテには父の名前ではなく、青年の名が記されていた。
 青年は医者により診察されることになるが…」

平成27年1月21日 ページ作成・執筆

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