北野英明/五島慎太郎「アポロコミックス No.5 大型新人特集号」
(冒険王6月号付録/1970年6月1日発行)

 収録作品

・北野英明「おれの山だ」
「山吹五郎は、レスリングの天才。
 二年前、彼は、祖父と共に、山から都会に出て来た。
 だが、祖父の交通事故死をきっかけに、都会生活に嫌気がさし、故郷へと戻る。
 友人や、レスリング部の連中は、彼を説得するため、彼の家をわざわて来るのだが…」
 冒頭の、電車の通路に大荷物を置いて、ふんぞり返っているシーンで、主人公が嫌いになりました。
 こんな常識のない奴は、山にこもって、出てこなくていいぞ。

・五島慎太郎「悪魔はだれだ!?」
「猛は小学四年生。
 彼は、悪魔が人間に憑りついていることに気付く。
 喉元にコウモリのアザがあると、それが悪魔の印であった。
 彼が、悪魔に憑りつかれた人間を憎むと、その人物は皆、事故にあう。
 両親だけでなく、町の人々が皆、悪魔にされたことを知り、彼は悪魔をやっつけろうとするのだが…」
 説明不足なため、若干、釈然としない内容であります。
 ところどころ、師匠の浜慎二先生の絵柄が出てくるのが、興味深くあります。

2020年4月17日 ページ作成・執筆

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