「土曜漫画 1967年9月15日号」(70円)


 個人的に、気になった作品

・滝田ゆう「うれしい関係」(「巨泉と夢路はできてるか?」推理まんが特集)
「「11PM」を観て、邪推に耽る男。
 ある夜、彼は、オオハシゴゼンとアサオカイケズ(両方、ソノママ)を見かけ、二人の後をつける。
 あるマンションで、二人の乗ったエレベーターが故障し、男にとってはチャンス到来だったが…」
 「11PM」を観たことがないので、何とも言えません。(もう大橋巨泉も浅丘夢路も鬼籍に入っております。)
 にしても、「巨泉と夢路はできてるか?」とか、野次馬根性丸出しのタイトルです。

・岩浪成芳「美しき復讐鬼」
「高柳美保子は、外科医の権威である父と、二人暮らし。
 夕方、彼女は、いつものように買い物に出るが、海水浴に来ていたチンピラ三人組にレイプされてしまう。
 ショック状態のまま、彼女は線路に足を踏み入れ、轢死。
 高柳博士は、娘のバラバラ死体を引き取った後、家にこもり、複雑の装置を用いて、彼女の蘇生に成功する。
 しかし、この実験で精魂を使い果たした博士は、ソファに腰を下ろしたまま、息を引き取る。
 唯一の肉親を亡くし、幾日も泣き暮らした後、美保子の脳裏には、あのチンピラ三人組の姿があった…」

・棚下照生「くの一崩れ」
「吾作は、子供の頃、祖母から、雷様は天女が下界に降りて来る合図で、満月の夜に天女は天界にまた戻るという話を聞かされる。
 それから、25年後の嵐の夜、彼の家の前に、美しく、グラマーかつ裸の娘が倒れていた。
 彼女を介抱すると、彼女は、谷から様々な薬草を取ってきて、それをよく咀嚼して飲み込むよう、彼に頼む。
 吾作が指示に従うと、無性に精力がわいて来て、彼女に言われるまま、何度も抱いてしまう。
 実は、こうすることによって、薬草の成分が、注射器のように、彼女の体内に注ぎこまれると言う仕掛けであった。
 翌日、去ろうとする彼女に、彼は女房になってくれと乞う。
 娘は、自分がこの家にいることを秘密にすることを条件に、彼の頼みを受け入れる。
 数日後、彼が世話になっていた庄屋が病気になり、彼は、例の薬草を作るよう、娘にお願いする。
 これによって大金を得た男は、この薬を売って、人助けしようと考える。
 だが、二人に忍び寄る、怪しげな影があった…。
 娘の正体とは…?(まあ、タイトルに書いているんですけどね。)」

2019年8月24日 ページ作成・執筆

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