「土曜漫画 1968年2月2日号」(70円)
個人的に、気になった作品
・滝田ゆう「スカタン天国」(「スカタン漫画特集」中の一編(注1))
「天国には今日も酔っ払い運転で来る連中がいっぱい。
その中のある男は女に乗っている時、女房が怒鳴り込んできて、心臓麻痺を起こしたのが死因であった。
彼が天国を歩いていると、バー「カマトト」のアクメちゃんと出会う。
彼女は「レッキとした自動車事故」だと言うが、実際はカー・セックスの最中に昇天したのであった。
意気投合した二人は…」
・篠原節「近況土湯温泉の灯」
「正月の元旦、福島にいた作者はバスで土湯温泉へと向かう。
駅前にある、知り合いの土産物屋に荷物を預け、早速、共同浴場へ。
男湯と女湯の間に一応の仕切りはあるものの、互いに行き来ができ、たっぷり女性の肉体を鑑賞。
女性の部分ばかりを見ててもつまらないので、風呂から出た後、彼は「探訪」にいく。
しかし、バーにいたオヤジによると、ストリップはダメ、芸者は高く、旅館の女中が遊ぶには手頃だが、今の季節は忙しいから無理とのこと。
そこで、福島の二、三流のバーでハントして土湯に来るのが一番いいらしい。
主人公はバスで山を降り、福島の狸小路にある小さなバーに入り…」
・岩浪成芳「狂った計画」
「タケ男の妻、ヨーコはモデルの仕事と称して、インド人と逢引きを重ねていた。
インド人はヨーコに夫を別れるよう求めるが、ヨーコにとってはタケ男の財産も大切。
ある夜、タケ男は足に激痛を感じ、医者に診せると、ひどい火傷であった。
タケ男は友人に相談し、ヨーコの素行調査をする。
友人はヨーコがインド人と付き合っていることを突き止め、二人の留守の間、その部屋に忍び込むと…」
・注1
フォーク・クルセイダースの名曲「帰って来たヨッパライ」のヒットを受けて、組まれた特集です。
よほど受けたんでしょうね。(でも、まあ、今聴いても面白く、新鮮!!)
2022年9月3日 ページ作成・執筆