「土曜漫画 1968年5月24日号」(70円)



 個人的に、気になった作品

・滝田ゆう「恋人の杜」
「アベックの集まる森。
 ビン底メガネの冴えない学生が、英語の勉強をするふりをして、アベックの痴態をもろ観察。
 どこに目をやっても、アベックばかりで一人悶えるのだが…」

・岩浪成芳「自動人形の家」
「人間そっくりの自動人形に囲まれて過ごす老人。
 彼は、財産を巡り、度々トラブルが起こったため、人間不信に陥っていた。
 彼の家を訪れた男は、自動人形の中の一つに目を奪われる。
 その人形は、彼の元・妻だった女性そっくりに作られたものであったが、その人形は彼の恋人と瓜二つであった。
 男は、自動人形と恋人の女をすり替えて、老人の財産を奪おうと目論む。
 計画はとんとん拍子に進むが…」

・真木潮・原作/小林五百助・画「お庭番非情」
「寛永十年の暮れ、三代将軍、家光は、弟の忠長を乱心の理由で死を命ずる。
 翌年より、大奥では女中達が次々と殺されたり、行方不明となり、忠長の祟りと噂される。
 忠長の死に関わりのあるお庭番の津田兵馬は、妹の千賀から、男子禁制の新興宗教、天門観音教について聞かされる。
 その宗教を大奥の女性達もかなり信仰しているらしく、兵馬は小石川の本院に侵入。
 そこで、彼は恐るべき陰謀が進行していることを知る…」

2019年8月30・31日 ページ作成・執筆

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