「土曜漫画 1969年6月6日号」(80円)



 個人的に、気になった作品

・岩浪成芳「海坊主」
「沖に浮かぶ小島。
 そこには夏になると豊富な海の幸を求めて海女たちが渡ってくる。
 だが、島の北側にある「虹ヶ浦」には海坊主が出ると言われ、海女たちは近寄らなかった。
 ある夏は例年にない貝類の不漁で、海女たちは虹ヶ浦ならたくさん採れると話す。
 すると、長の老婆は海女たちに虹ヶ浦には昔、この地方を荒らしまわっていた海坊主が封じられた壺があると話し、虹ヶ浦に行くことを禁止する。
 だが、ハルという海女が夜中、こっそり虹ヶ浦に出かける。
 漁をしているうちに鎖につながれた小さな壺を発見するが、その中には…」

・篠原節「東北のジプシー女」
「福島県。
 一人の男が穴原温泉へ徒歩で向かう。
 途中、彼は一人の女性が茂みの中で小用を足している場面に遭遇する。
 彼女は農繁期にこのあたりの農家に雇われた農婦であった。
 彼は彼女に今夜の予定と「今あまり高くないもので一番ほしいもの」を聞く。
 彼女は靴と答え、彼は急いで飯坂温泉に引き返して、ハイヒールを買う。
 約束時間の六時頃に彼が先程の場所に戻ると…」
 つげ義春先生の影響が露骨な作品です。
 ラストのページはもろ…みたいだけど、何の作品だったかなあ…?

・いばら美喜「恋慕呪縛 第三部完結編」
「如月大作は主君の命令で切支丹囚人を奪う一味の首領を追っていた。
 だが、その女首領は彼が病の時に親身になって介抱してくれた山家の娘、お菊であった。
 異人のジュリアンに如月大作は拉致され、切支丹囚人を奪う手伝いをするよう誘われる。
 そして、それは「天国」を作るためと言うのだが…」
(それまでのストーリーが全くわからないので、簡単に済ましてます。)

2024年4月24日 ページ作成・執筆

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