「土曜漫画 1969年11月7日号」(100円)
個人的に、気になった作品
・矢野徳「恋しい女」
「南雲の町に現れた、一人の老人。
老人は、底の抜けた樽を用い、不思議な技を披露する。
老人が言うには、この樽は別の世界に通じているとのことで、樽の中からいろいろなものを出したり消したりする。
この老人の魔術を目にし、一人の男が老人の後を追う。
彼は、あの世へ行った、恋人の秋月や両親、弟との再会を望んでいた。
三年後、男はようやく老人と再会。
老人は彼を、ある寺の不思議な鏡へと案内し、鏡を覗くように言う。
男が鏡を覗き続けると、彼は鏡の中に入り、進んだ先の白い壁を抜けると、そこは秋月の部屋であった…」
・岩浪成芳「殺人契約」
「殺し屋、宮永リカ。
彼女はどんな相手でも特殊な方法で、確実に殺人契約を遂行する。
中には契約金を払おうとしない者もいたが、容赦なく制裁を加える。
ある日、彼女の最初の依頼者である政治家が彼女と再び面会を求める。
彼は、彼女が組織をバックに持たない一匹狼であることを調べ、彼女を犯そうとするが…」
・いばら美喜「血みどろ 第二部」
「父、兄、妻の仇である盗賊を追う尾形伊織。
しかし、彼は、剣術指南役の父親や、兄二人と違い、剣術の才は全くなかった。
盗賊を捜すために、彼が宿をとった夜、サチという女が部屋を訪れる。
彼女の姉は盗賊達に犯され自殺しており、サチはひそかに盗賊達について調べていた。
彼女と策略を練り、伊織は、盗賊達の一人、溝呂木一平と対決する…」
2019年6月22日 ページ作成・執筆