古賀新一「生きかえった少女」(小学三年生5月号/1968年5月1日発行)

「奈美は頬のアザにコンプレックスを抱く少女。
 彼女は、級友達が自分を嘲笑っていると独り思い込み、登校拒否となる。
 そのことを両親に責められ、奈美は家出をする。
 鬱蒼とした森の中にある寺で、奈美はれい子という少女と出会う。
 れい子は顔にひどい火傷の痕があり、奈美とれい子は友達となる。
 奈美はれい子に誘われ、彼女の隠れ家らしい小屋を訪れる。
 そこには、れい子と同じく、学校でいじめられている少女達がいた。
 しかし、彼女達は、一つ目や、三つ目、ろくろ首といった化け物じみた連中であった。
 家に帰ろうとする奈美に、れい子達は明日もまた小屋に来るように言う。
 更に、このことは絶対に秘密にするよう脅迫されるのだが…」

 ミニ・サイズの付録です。
 一ページに多くて2コマという形式ですので、単行本で再録されていないかもしれません。
 文字通り、「お化け屋敷」なマンガで、味があっていいです。
 裏側には、木乃美光・案/ムロタニツネ象・絵「ピンチ博士のなぜなに問答」という、なぞなぞ・マンガがあります。
 なぞなぞは他愛のないものですが、子供向けの本に「つんぼ」(p13)という表現があったことに時代を感じました。

・備考
 状態、非常に悪し。ボロボロ。「ピンチ博士のなぜなに問答」pp16〜19、23〜25、青ペンによる描き込みあり。

2016年12月3日 ページ作成・執筆

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