小室保孝「大かいじゅうゲジラ」(小学三年生12月号/1966年12月1日発行)



 収録作品

・小室保孝「大かいじゅうゲジラ」
「日本アルプスの山中で発見された大洞窟。
 早速、調査隊が派遣され、佐久間博士が中に入ると、突如現れた、大怪獣ゲジラの餌食となる。
 調査隊はダイナマイトでゲジラをふっ飛ばそうとするものの、全く効かず、逆にゲジラは洞窟から出てきてしまう。
 体長200メートルはあろうかというゲジラは行く先々の村や町を壊滅させながら、(何故か)東京に向かう。
 その頃、父親を亡くした佐久間鉄男は、ゲジラへの復讐に燃え、島村博士の研究所を訪れる。
 島村博士は怪獣を倒すための、薬を開発。
 それは、二種類の薬を使うと、生物の身体から水分を蒸発させるというものであった…」

・長谷邦夫とフジオ・プロ「チビ太ばんざい」
「ある冬の日。
 イヤミ、チビ太、グルぼう(目がぐるぐるしているキャラは、日本がまん会の会長という人物と出会う。
 彼が賞金を出すと言うので、デカパンを加えた四人は、寒中、がまん較べをすることになるのだが…」

・山根赤鬼・絵/木の実和・案「なぞひめポン子ちゃん」(連載ものなので、以前の話はわからず)
「なぞてんぐに捕らえられ、なぞゴリラのもとに連れていかれたポン子ちゃん達。
 一行はなぞゴリラのくしゃみにふっ飛ばされて…」

 小室保孝先生は、傑作「ワースト」の小室孝太郎先生の本名であります。(絵が手塚治虫先生っぽいと思ったら、手塚先生の門弟でした。)
 「大かいじゅうゲジラ」は、ムカデをモデルにしたような怪獣が暴れて、退治されるだけのマンガです。(怪獣マンガにストーリーを求めたらダメですか?)
 小学三年生向けなので、そこまで残酷な描写はありませんが、怪獣が人を食べる描写があるので、そこはトラウマかも。
 「チビ太ばんざい」と「なぞひめポン子ちゃん」は上下二段に分かれていて、上に「ちび太ばんざい」、下に「なぞひめポン子ちゃん」が載っております。

・備考
 裁断がおかしいところあり。

2019年7月16日 ページ作成・執筆

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