古賀新一「キツネ屋敷の伝説」(冒険王11月号付録/1974年11月1日発行)
「健(正確な名前わからず)は、母親が入院する間、親戚の郷田家に身を寄せる。
郷田家は村一番の金持ちで、もと武家屋敷だった屋敷には、いとこの郷田加代と祖母の二人が住んでいた。
健が屋敷を訪れた初日、健は祖母に朝晩、狐の首を祀った祭壇を拝むように言われる。
それは郷田家の先祖代々のしきたりであり、郷田家がここまで栄えたのも、おキツネ様のお陰であった。
健はどうしても信じられなかったが、その夜、加代が寝ながら、高笑いをする光景を目にする。
翌日、加代にそのことを告げると、加代は母親の夢を見ていたと答える。
加代の母は半年前に失踪していたが、加代は母親がもうじき死ぬと予言する。
不安になった健は、近所のお寺を訪ね、そこの和尚に郷田家のことを聞く。
和尚は、九尾の狐が変化した殺生石の破片が郷田家にあるのではないかとの推測を話す。
その夜、女性の呻き声で眼を覚ました健は、床下に棒にくくりつけられている加代の母親を発見する。
加代の母親は健に屋敷から逃げるよう言うが、現場を加代に見つかってしまう。
健が加代に食ってかかると、加代は一睨みで屋敷の一部を破壊し、その力を見せつける。
加代の祖母は健に、加代には九尾の狐が憑りついていると警告するが、彼にもその祟りが降りかかることとなる…」
後に、立風書房のレモンコミックスにて「悪霊 きつね屋敷」と改題されて、単行本化されております。
・備考
状態、かなりヨレてる。
2017年3月16日 ページ作成・執筆(うっかりして、サイトに載せるのを忘れてました…)
2018年3月18日 加筆訂正