「漫画Q 1967年4月5日号」(第28号/80円)



 個人的に、気になった作品

・近藤謙・作/榎本有也・絵「セクシー怪獣シリーズA キング・マンゴ対ファイティング・マラダ」
「宇宙生物研究所の事務員、清水春子は夜遅くの帰宅途中、二人の男に強姦されそうになる。
 その時、大きな口に蝙蝠の羽をつけたモンスターが現れ、二人の男を丸呑みにしてしまう。
 鱈博士は春子から話を聞き、モンスターの正体は「キング・マンゴ」だと突き止める。
 キング・マンゴは「果物マンゴが氷河の巨大なエネルギーを受け、突然変異した怪獣」で、動物のオスを襲う習性があった。
 怪獣を倒すため、自衛隊が出動するも、全く歯が立たず、しかも、刺激してしまったために、片っ端から男は食べられていく。
 鱈博士はキング・マンゴを倒すために「ファイティング・マラダ」を開発。
 ファイティング・マラダは「男性ホルモンをエネルギーとした人造人間」であった。
 キング・マンゴとファイティング・マラダ…勝敗の行方は…?」

・歌川大雅「ぬめ肌捕物帖第十八回 妖艶刺青屋敷」
「お枕むすめは江戸で評判の女目明し。
 ある夜、彼女の寝床に一人の男が忍び込む。
 彼はここが自分の家だと言い張り、お枕むすめを抱こうとするが、彼女のキックが炸裂。
 我に返った男は謝り、自分は刺青師のチャリ金だと名乗る。
 チャリ金は一月前から行方不明になっていた。
 お枕むすめは彼を番所に連れて行くが、途中、何者かに襲われる。
 撃退すると、襲ったのは侍で、女とすれ違った際に見つめられ、ボーとなってしまったと話す。
 侍の話はチャリ金の話と共通しており、それを聞いたチャリ金は女の邸を思い出す。
 その邸はある大名の下屋敷であった…」

・高橋まさみ「風俗の百態 おメカケ稼業に精出す若い娘たち」
 おメカケには「出張型」「貞女型」「心意気型」「盲者型」「脅迫型」「死神型」「つまみ喰い型」「善女型」「挑戦型」「アパート型」があるそ〜な。

 「キング・マンゴ対ファイティング・マラダ」は「キング・マンゴ対ファイティング・マラダ セクシー怪獣シリーズ未収録集」という同人誌で復刻されております。
 この同人誌は奥付がなく、発行者・発行年等、全て不明で、個人的に謎の本です。

・備考
 巻頭ヌード・グラビア欠け。

2025年3月2日 ページ作成・執筆

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