「漫画Q 1967年5月3日号」(第30号/80円)



 個人的に、気になった作品

・近藤謙・作/榎本有也・絵「セクシー怪獣シリーズC 女食怪獣ラジョクウ」
「河口畔の森の中にある古びた洋館。
 ここに蛭博士、またの名を『和製フランケンシュタイン』と呼ばれるマッド・サイエンティストが住んでいた。
 博士は数年もの間、一室にこもり、人造怪獣の研究に没頭する。
 ようやく完成した人造怪獣は「ライオンの頭にゴリラの顔、ヒョウの手足、ゼツリン獣オットセイの生殖器、ワニの下半身をつなぎ合せ」たもので、博士は『ラジョクウ』と命名する。
 博士はラジョクウに若い娘をさらわせ、自分の嗜虐嗜好を満足させた後、娘をラジョクウの餌にする。
 河口湖では相次いで婦女誘拐事件が起きるが、捜査は難航。
 ようやくラジョクウの仕業と判明し、警官隊が蛭博士の家に急行するも、ラジョクウの反撃にあう。
 そこで、鱈博士のファイティング・マラダが差し向けられるが…」

・歌川大雅「ぬめ肌捕物帖第二十回 ニセ金と美女」
「お枕むすめは江戸で評判の女目明し。
 ある夜、彼女は玉菊という花魁を助ける。
 彼女には栄吉という恋人がいた。
 栄吉の仕事は冶金師で、彼女に会う金を作るために変な仕事を始めたらしい。
 三日前、彼は彼女に会いに来るが、覆面の侍が現れ、栄吉を連れて行ってしまう。
 玉菊は彼の身を案じて女郎屋から逃走し、追われる身となったのであった。
 お枕むすめは栄吉が残していった小判を見て、不審に思う。
 玉菊は覆面の侍の名を知っており、お枕むすめと駒吉(お枕むすめの子分)はその屋敷に忍び込むのだが…」

・高橋まさみ「風俗の百態 ピンク女優の淫ら生活」
 ピンク映画が下火になったために、他に活路を見出そうとするピンク女優を描いた実録(?)もの。
 ただ、ピンク映画を観たことがないので、実際、どのようなものかはっきりわからない。
 本番はないだろうから、日活のロマンポルノみたいな感じなのだろうか?

2025年3月4日 ページ作成・執筆

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