「漫画Q 1967年7月12日号」(第35号/80円)

個人的に、気になった作品
・近藤謙・作/島竜二・絵「セクシー怪獣シリーズH 軟体怪獣ボッキドン」
「ある夏の夕暮れ、若いカップルが公園でデートをしていた。
乳繰り合っている最中、奇妙な怪物が足元に現れる。
男が棒きれで突くと、怪物の鎌首が急に太く長く伸び始め、三十メートルほどの長さになる。
怪物はその巨大な鎌首で男を叩き伏せると、女性に襲いかかる。
翌朝、気絶している男と暴行され無惨な死体となった女性の死体が発見される。
女性の死体にはうじ虫のような生物が群がっており、鱈博士はその虫を調べ、怪物の正体は「ボッキドン」だと突き止める。
ボッキドンは「軟体動物の一種で、数百年前に絶滅したと考えられる怪獣」であった。
しかも、ボッキドンにはオスしかおらず、繁殖は人間女性の胎内を利用するため、「暴行怪獣」とも言われていた。
博士の調査が進む間にも、ボッキドンによる暴行事件は増えていく…」
・歌川大雅「ぬめ肌捕物帖第二十五回 かゆい夜」
「お枕むすめは江戸で評判の女目明し。
ある夕暮れ、お枕むすめが子分の駒吉と巡回していると、淋しい寺町の小路で奇妙なものを見つける。
それは裸婦の上半身で、人形かと思いきや、本物の死体であった。
死体には白い泥が塗られており、また、何やら薬の匂いがする。
その夜、お枕むすめは一人で奉行所からの帰る途中、雨に降られる。
すると、腰巻一つの女がお枕むすめに助けを求めてくる。
彼女は追われており、雨の中に怪しい人影が見える。
人影の右手には抜き身の刀があった。
お枕むすめは裸女と共に古寺の床下に隠れ、息を殺していると、あの死体の薬の匂いがする。
怪しい人影は通り過ぎ、安堵するのも束の間、お枕むすめは股のあたりがかゆくてたまらなくなる。
先程、怪しい人影に気を取られている間に、裸女が毒の粉を振りかけたのであった。
あまりのかゆさにお枕むすめは気が遠くなり、裸女は彼女を連れて行くのだが…。
裸女の目的とは…?」
・高橋まさみ「風俗の百態 日本男性とズベ公の在日外人娘たち」
不良外人娘が日本人男性を美人局したり、セックス奴隷として扱ったりすることのレポート。
たまに、日本人男性に逆襲されたりもしたらしい。(真偽は不明。)
まあ、詳しいことはわからないけど、今も昔も、日本の男は西洋の女性(特に金髪碧眼)には弱い気がする。
2025年3月10日 ページ作成・執筆