「漫画Q 1969年2月19日号」(第76号/80円)
個人的に、気になった作品
・近藤謙・作/菅沼要・絵「セクシー妖怪・怪人シリーズ 怪眼男・ピーパー博士」
「大スターのカップルが謎の怪人に襲われる事件が立て続けに起こる。
この怪人の眼から発せられる怪光線を浴びると、カップルは催眠状態になり、セックスをおっぱじめるのであった。
宇宙生物研究所のオオカミ博士はこの報告を読み、「ピーパー博士」という怪人の仕業と断定。
ピーパー博士は「ノゾキ癖のある天才科学者がLSDを飲み過ぎて気が変になり、恐ろしいモンスターと化した」もので、「目から出る光線はサイケデリX線という放射線で(…)その放射線をあびると催眠状態におちいる」という。
この報道により、国民はピーパー博士にいつ覗かれているかわからないと怯え、おちおち夜をゆっくり楽しめない。
その頃、宇宙科学研究所ではオオカミ博士が日本の三大スター(四船年郎、石腹湯痔郎、中棒金之助)にある依頼をしていた。
それは「風林火山」以上の大作映画を作ってほしいというものなのだが…」
・歌川大雅「大江戸さいけ夢売り娘 謎の人形師」
「夢売りおきんは商売女。
おきんは裏町の人形師、有楽斎の所で人形づくりを習う。
ある日、彼女は有楽斎から夜、手取り足取り膝を交えて教えようと誘われる。
当然、ナニをいたすのだが、ことの後、有楽斎は彼女に頼みごとをする。
それは「生きた人形になってある人形気違いの所へ行」くことであった。
この人形気違いは将軍の孫、徳川家春で、人形を女房にする奇癖があり、密室に日本中の職人に作らせた等身大の人形を数多く集めていた。
人形を愛する男のもとに運び込まれたおきんの運命は…?」
・大岡哲郎・作/カトウイッペイ・絵「ブラッドパワーの世界再建計画 強敵出現!?」
こういう連載ものは雑誌が揃っていないと、ストーリーがよくわからないのですが、この回では裏切者(投票で決めるというのが凄い…)の処刑が扱われていて、これがかなりのゲテモノ。
人魚の刑(水槽で溺死)や淫楽の刑(愛撫マシンで悶絶死)はまだわかるが、振動の刑(振動する容器の中で圧縮死)とか人間衛星の刑(遠心力でバラバラ)とか妙なところで凝っていて、極めつけは「牛股の刑」。
これは牛の生皮で作ったパンティを男にはかせ、これをドライヤーで熱すると、パンティが縮み、骨盤を粉砕する…という処刑法で、これだったら、まだ他の処刑法の方がいいなあ…。
「セクシー妖怪・怪人シリーズ 怪眼男・ピーパー博士」は当時のスターたちの似顔絵が堪能できます。(高腰犬とか軍服姿の二島勇気男なんかも出てきます。)
やはり、菅沼要先生は絵が上手いや!!
・備考
表紙に汚れや破れあり。pp48・49、挟み汚れ。
2025年8月10日 ページ作成・執筆