「漫画Q 1969年7月9日号」(第86号/80円)
個人的に、気になった作品
・英圭介・作/菅沼要・絵「またまた登場漫Qおなじみ 新セクシー妖怪図鑑」
これから登場予定のセクシー妖怪をまとめて紹介したもののように思います。
「神話妖怪オオサオノミコト」「伝統妖怪三本足のまつかさ」「露出妖怪おっぴろげ」等、後の刊で登場いたします。
推測ですが、英圭介先生はある程度、セクシー妖怪のアイデアとストーリーを書き溜めておいて、後でそれを菅沼要先生が自由に脚色していたのではないでしょうか?
・歌川大雅「大江戸さいけ夢売り娘 シロ・ザル枕草紙」
「夢売りおきんは商売女。
ある夜、彼女が客の置いていった48手本に興奮していると、布団の中から豆太郎が現れる。
豆太郎は見世物小屋から逃げ出し、売春婦たちの使い走りで生計を立てている小人で、先程からおきんと客が同衾するところを見ていたのであった。
彼は一人前になりたいと願い、おきんは彼の願いを叶えてあげようとする。
豆太郎が蒲団の中でことをいたそうとした時、なじみの客で力士の金玉山がやって来る。
おきんは金玉山を近づけまいとするが、金玉山はおきんごと蒲団を持ち上げ、振るう。
ことを邪魔された豆太郎は蒲団の中に隠れ、金玉山のナニをかじって逃走。
しかし、金玉山に怪しいと目を付けられ…」
・峠竜三郎・作/鬼頭暁・絵「戦国の悪鬼 野望“城盗り”」
「姫路城の西にある英賀城、城主は播州の豪族、赤松常陸介祐尚であった。
嘉吉元年(1441年)六月、英賀城は山名持豊に攻められ落城する。
祐尚は落城の際、娘の眉姫を城から脱出させる。
眉姫に付き従ったのは七名の武士とお付きの由利の八人。
中でも磯見九郎太と滝野甚兵衛は特に優れた剣の達人であった。
彼らは執拗な追跡にあい、最後には眉姫、九郎太、甚兵衛の三人になる。
九郎太は眉姫を自分の妻にし、英賀城を再興する野望を抱くのだが…」
見所は何と言っても、「新セクシー妖怪図鑑」で脳ミソに蛆がわきそうなステキな妖怪がてんこ盛り。
「退屈妖怪 三日月悶奴」とか「暴力怪人 ゲバ坊主」とか交通事故妖怪 わっぱ童女」とか、当時の世相を安直に妖怪に結び付けているのが潔すぎて、水木しげる先生が緑色の泡を口から噴きながら発狂しそうな味わいです。
でも、妖怪ってもとをたどると、そんなものなのではないでしょうか?
一般庶民の素朴な疑問や単なる思い付きを妖怪に託すうちに、徐々に実体が固まってきて、いつの間にやら、しっかりと庶民の心に根付いたものなのではないかと。
でも、セクシー妖怪はインパクトだけは凄かったものの、「漫画Q」というマイナー・エロ雑誌での登場でしたので、一瞬で忘れられてしまった模様です。
面白いのになあ〜。(「まくり魔 ア・モーレU号」の掲載号、読みたいなあ〜。)
2025年7月31日 ページ作成・執筆