「漫画Q 1969年11月12日号」(第95号/80円)



 個人的に、気になった作品

・英圭介・作/菅沼要・画「女に体を開かせる露出妖怪おっぴろげ」
「国立ストリップ劇場の建設用地から掘り出された謎の棺。
 作業員たちの立ちションがその棺にかかると、中に収められていたミイラが瞬く間に巨大な女へと変わる。
 巨大女は「オッピロゲッタラオッピロゲ〜」という歌を歌いながら、ストリップを始め、その地響きであたりの建物は崩壊。
 更に、巨大女は現代の女性が女性らしくないことに憤り、女を見かけると股を開いて確認しまくり、確認された女性は皆、ガニ股になってしまう。
 オオカミ博士の研究によると、この巨大女は『おっぴろげ』で、「遠い神世の昔 マメジラスオオカミツキがアンマの岩戸へおかくれ遊ばした時 ハダカ踊りをしたマメノウズキノミコトの子孫」であった。
 おっぴろげの退治方法が議論されるが、そうこうしているうちに、おっぴろげは大阪に出現。
 万博会場(注1)で太陽の塔にまたがり、ストリップをおっ始める。
 さすがのオオカミ博士も良い案が浮かばず、とりあえず、時間稼ぎのため、全国からストリッパーを集めるのだが…」

・歌川大雅「大江戸さいけ夢売り娘 コンニャク人形が好き」
「夢売りおきんは商売女。
 ある夜、彼女はナニの大きな男を見かけ、誘惑する。
 男は竜吉という若者であったが、彼は彼女をけんもほろろにはねつける。
 プライドを傷つけられたおきんは彼の後をつけ、家を外で様子を窺う。
 独り身のはずなのに、中からそれっぽい声が聞こえ、おきんが中に侵入すると、竜吉はコンニャクと布で作った裸人形に息を吹き込んでいた。
 彼は人形を抱くと、おきんは行灯の火を吹き消し、暗闇になった隙に人形を入れ替わるのだが…」

・峠竜三郎・作/鬼頭暁・絵「戦国の剣鬼 竹馬の友」
「蜂谷右衛門は上田城主、長尾越前守政景(妻は上杉謙信の姉で、謙信が最も信頼している武将)の家来。
 ある日、彼は女間者を見つけ、政景の家老、岡部修理が武田と通じていることを知る。
 下手に騒ぐと、主人である政景にも被害が及ぶため、彼は岡部のもとを訪ね、密書の秘密と引き換えに、娘の美弥を自分の嫁にくれるよう交渉する。
 だが、蜂谷が帰った後、岡部は津坂兵庫を呼び、蜂谷を切るよう命ずる。
 津坂兵庫と蜂谷は竹馬の友であったが、主家を守るためには仕方がない。
 津坂は蜂谷を切ろうとするが、蜂谷からことの次第を聞かされ…」

・近藤謙・作/永木陽・画「こちら宇宙探検コンドーム8号 手を合わせるのがセックス!? 気軽にイトナむM68星人」
「ある年の秋、宇宙SEXセンターより宇宙人探検船コンドーム8号が星雲M68のイショーク星に向けて打ち上げられる。
 イショーク星は特殊な軌道を持つ巨星で、地球よりも数億年古く、高度な文明を持つ生物が存在すると考えられていた。
 乗員はポロサツ医大教授で臓器移植の権威、ヤダシズオ博士と女性宇宙飛行士の佐世増代の二人。
 ヤダシズオ博士の目的はイショーク星人の得意とする移植手術の視察であった。
 宇宙船はイショーク星に到着すると、人工物から自然まで移植しまくりで、イショーク星人も自分の好きなように体を作り変えていた。
 しかも、性器を股以外の部分に移植することによって、いつでもどこでも自由に生殖行為ができる。
 二人はイショーク医科大学で移植手術を視察した後、増代は右手に男性の性感、頭に女性の性感を移植するのだが…」

 「セクシー妖怪」シリーズはまだわずかにしか読めていないのですが、「女に体を開かせる露出妖怪おっぴろげ」は「セクシー妖怪」シリーズの中で五指に入るイカレっぷりだと(根拠はないけど)断言いたします。
 いや、ほんま、こんなノ〜ミソをマジで腐らせるマンガってそうそうありません。
 ストーリーの腐れ具合も凄いのですが、それをヘンテコでありながらもポップかつ溌剌に描いた菅沼要先生が一番凄い!!
 狂ったストーリーと言えば、「こちら宇宙探検コンドーム※号」シリーズも同レベルなのに、こちらは漫画がどこか精彩を欠き、面白みをあまり感じません。
 漫画に取って絵がどれだけ大切か、しみじみと思い知らされます。

・注1
 1970年の大阪万博は当時としては大イベントだったようで、漫画でもよくネタにされております。
 2025年の大阪万博を機に当時、万博を題材にしたヘンなマンガをあれこれツイッターで紹介しようかと思ってましたが、ゴールデンウィークあたりからの急激な気温上昇と体力の衰えにより、あっさりあきらめました。(納屋で本の詰まった幾つもの段ボールと格闘する元気はもうない…。)
 まあ、ミャクミャクなんて奇怪なモンスターが公式キャラクターになるぐらいなので、「事実は小説よりも奇なり」なのでありますが…。(でも、意外と慣れるもんなんだな。)

2025年9月13日 ページ作成・執筆

雑誌/付録・リストに戻る

メインページに戻る