「漫画Q 1969年12月10日号」(第97号/90円)



 個人的に、気になった作品

・湧井和夫「漫Qカラー教室 女責め地獄絵」
 「江戸の刑罰と拷問」がテーマで、「蛇責め」「磔」「頭髪責め」「木馬責め」(注1)を一枚絵で説明しております。

・英圭介・作/菅沼要・画「チング・セイグ博士 ケバケバ・ペロンの巻」
「チング・セイグ博士はセクシー・マシン製造魔。
 彼は「キャッツ・アイ」(注2)という性具をもとに「ケバケバ・ペロン」を発明する。
 部下の女アンドロイド「ミス・ミセス」がケバケバ・ペロンを電波を通じて、女性のいる部屋のテレビに送り込むと、ケバケバ・ペロンにより女性は性欲が高まり、あちこちでやり過ぎでぶっ倒れた男女が続出。
 ウルトラ・セックス警備隊は科学組織の暗躍があると考え、ビルの屋上にいたミス・ミセスを捕獲しようとする。
 ミス・ミセスはケバケバ・ペロンを合体させ、巨大なケバケバ・ペロンにウルトラ・セックス隊を襲わせる。
 ピストルも大砲も効かず、最後の手段として持ち出された新兵器とは…?」

・歌川大雅「大江戸さいけ夢売り娘 尻つき天狗」
「夢売りおきんは商売女。
 このところ、江戸では何者かが女の尻を天狗の鼻で突くという怪事件が頻発していた。
 ある日、おきんは謎の手紙を受け取り、ハマグリ湯へと向かう。
 ハマグリ湯は女専門の風呂屋で、客の女性の尻にはみな、アザがあった。
 そこでおきんは尻の同じところにアザのある娘と会い、彼女の家へと招かれる。
 しかし、その途中、二人は血まんじ党という凶賊に拉致される。
 血まんじ党は二人の尻のアザに興味があるようなのだが…」


・峠竜三郎・作/鬼頭暁・絵「戦国の剣鬼 仕官と剣客」
「天正三年(1575年)、丹羽軍平は殿に愛想を尽かし、黒田家を出奔する。
 そのついでに城の見取り図を奪ってきたため、彼は常に追手に狙われていた。
 また、彼は剣客として名高く、様々な藩より仕官の誘いが来る。
 ある夜、彼のもとに治(はる)という娘が訪れる。
 彼女は黒田家の公文奉行、足立勘左衛門の娘で、見取り図を取り戻さなければ、父親が切腹させられるという。
 見取り図と引き換えに彼女は…」

・近藤謙・作/永木陽・画「こちら宇宙探検コンドーム10号 止めてくれるな地球人 男対女の大戦争」
「ある年の冬、宇宙SEXセンター所長、佐池博士はオオアナ座のMM星から怪電波をキャッチし、ただちに宇宙人探検船コンドーム10号がMM星へと向かう。
 乗員は桂小珍治船長と女性宇宙飛行士の佐世増代の二人。
 MM星は地球と環境が似ており、人間そっくりの高等生物が住んでいた。
 宇宙船が星に降り立つと、男と女が分かれて大乱闘の真っ最中。
 ひとまず、喧嘩を中止させ、双方の言い分を聞くと、この星では女性上位のために、男たちは自信をなくしていたが、造反した男たちが「全チン連」を結成し、女機動隊と衝突、それがどんどんエスカレートして、全面戦争になったのであった。
 このままでは男女ともに不能になってしまうと桂小珍治は考え、佐池博士に相談すると…」

・椋陽児「国際スパイアクション メス猫ちゃん作戦」
「スパイのジョーは機密書類を手に入れたものの、太腿を撃たれてしまう。
 彼はある家に逃げ込むが、そこにはニーナという盲目の娘が住んでいた。
 彼女は優しく美しい娘で、彼を匿ってくれる。
 翌日、彼は自分の仲間に言付けを届けるよう頼むのだが…」

 この号より定価が80円から90円に上がり、ボリュームがちょっぴり増え、新企画が幾つか始まりました。
 特に、巻頭の「漫Qカラー教室」は長く続き、歌川大雅先生のエログロな一枚絵が数多く楽しめます。
 また、「セクシー妖怪」シリーズの後に始まった「チング・セイグ博士」シリーズも性具をテーマにした「マッド・サイエンティストもの」で、相変わらず、脳ミソに蛆がわくような内容でトバしてます。
 ただ、椋陽児先生の作品は(ちゃんと確認が取れてませんが)すぐ終わったようで、しょぼ〜ん…。

・注1
 そう言えば、湧井和夫先生の貸本時代の「怨霊譚」(太平洋文庫)でも「三角木馬」が登場してました。
 もしかすると、貸本で一番最初の「三角木馬」シーンかもしれません。(と言って、価値がでるわけではない。)
 昔取った杵柄ってやつですね。

・注2
 「キャッツアイ」という性具について調べましたが、情報は得られませんでした。
 その代わり、SMで女王様が目元につけるあの仮面を「キャッツアイ」と呼ぶことを知りました。

2025年10月19・25日 ページ作成・執筆

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