「漫画Q 1970年4月15日号」(第106号/120円)
個人的に、気になった作品
・歌川大雅「漫Qカラー教室 性の奇祭奇習」
「妻娘を旅人に提供する長者」「初夜権」「裸まつり」「足洗い」を一枚絵で説明しております。
・英圭介・作/菅沼要・画「チング・セイグ博士 乳房ぼうちょう車 ボインやおまへんカー」
「チング・セイグ博士はセクシー・マシン製造魔。
彼は日本中の女性を全てボインにして、男を骨抜きにしようと考える。
そのために発明したのが「ボインやおまへんカー」で、女性を片端から超ボインにしていく。
男たちは超ボインにメロメロで、あちこちでトラブルが発生。
ウルトラSEX警備隊は「ボインやおまへんカー」を破壊しようとするも、どんな武器も通用しない。
そこで女性のボインをどうにかしてもとに戻そうとするのだが…」
・歌川大雅「ラマちゃんアクション やったぜ!試験管ベビー」
「ラマ子は『試験管ベビー』の記事を読んで興味津々。
彼女は「大勢の男と女の精子と卵子を一本の試験管でミックスしたら巨人が生まれる」と考え、大勢の男女の精子と卵子を試験管に集めたものを鯨に注入。
鯨から「合成人間」が生まれるが、それは幾つもの人間の体がごちゃごちゃに集まったものであった。
合成人間はラマ子を襲い、彼女はその体に取り込まれてしまう。
そこで彼女の考えた作戦とは…?」
・峠竜三郎・作/鬼頭暁・絵「元禄無頼帖 残酷絵師」
「元禄時代(1688〜1704)、江戸に『村上屋敷』と呼ばれる場所があった。
この屋敷の地下では夜ごと、酒池肉林の宴が張られ、陰虐な見世物が催されていた。
屋敷の支配人である村上典膳はある夜、親友の青蛾奇之介を訪ねる。
典膳は奇之介に助けを求めるが、奇之介は肺病を理由に引き受けない。
そこで、典膳は奇之介のそばにいた千代をさらうのだが…。
一方、絵師の尾奈古奸山は村上屋敷で女切腹を目にして、それにとり憑かれていた…」
「チング・セイグ博士 乳房ぼうちょう車 ボインやおまへんカー」は脳ミソが腐って耳垂れしそうな内容ですが、月亭可朝「嘆きのボイン」が扱われているところに時代を感じさせます。
「元禄無頼帖 残酷絵師」は珍しい「女切腹」の描写のある漫画です。
この手のジャンルに私は詳しくはないのですが、世には「切腹マニア」(注1)というものがあるらしく、そういう人たちが読んだら狂喜するかもしれません。
・注1
とりあえず、どんなものかお知りになりたい方は北原童夢・早乙女宏美「『奇譚クラブ』の人々」(河出i文庫)の「切腹愛好者たち」(pp190〜197)をお読みください。
それ以上のディープな知識に関しましては、私には別世界の事柄ですので、何のお答えもできません。
2025年11月7・8日 ページ作成・執筆