「漫画Q 1970年12月23日号」(第124号/130円)



 個人的に、気になった作品

・佐伯俊男「少女の断末魔 佐伯俊男の見た地獄世界」  佐伯俊男先生による妖艶かつグロテスク、そして、奇怪…なわりにはどこかすっとぼけた感のあるイラスト集です。
 個人的には、佐伯俊男先生と聞くと、三上寛のアルバム・ジャケットが思い浮かびます。

・英圭介・作/菅沼要・画「チング・セイグ博士の痴女製造マシン チンニギラー」
「チング・セイグ博士はセクシー・マシン製造魔。
 今回、博士が発明したのは孫悟空が頭にはめているようなヘアー・アクセサリー。
 これは、女性が頭にはめて、炭酸ガスの多い場所(混雑した電車等)に行くと、発情して男性のナニに手に伸びてしまうというブツであった。
 博士は女性タレントを電波で操り、このヘアー・アクセサリーを宣伝させ、大量に売りさばく。
 以来、満員電車やバスで男性がナニを女性に握りつぶされるという事件が頻発し…」

・歌川大雅「ラマちゃんアクション マクラとブツの争奪戦」
「真昼間からラマ子が政治家のパパさんとハッスルしていると、脅迫状が舞い込んでくる。
 情事を収めたネガフィルムを五十万円と引き換えというので、ラマ子は五十万円の入ったトランクを持ち指定された高速道路の下へ向かう。
 ラマ子は脅迫犯人を捕まえるも、犯人は肉体の一部にフイルムを巻き付けていた。
 ラマ子は犯人にベッドでの取引を申し出て、五十万円の入ったトランクを枕に、先に絶頂に達した方が負けという戦いを挑む。
 勝負はなかなかつかず、そこへラマ子のパトロンが様子を見に来て…」


・峠竜三郎・作/鬼頭暁・絵「元禄無頼帖 狂薬・生血風呂」
「ある日、青蛾は千草という狂女を見かけ、宿へと連れ帰る。
 狂女はケッケッケッと笑いながら、「赤い血が」と繰り返していた。
 青蛾は狂女を捜している女を誘い出し、返す代わりに狂った原因を教えるよう言う。
 千草が狂ったのは、毎月、十人の生娘をさらっては生血を取っているのを目にしたためであったが…」

 この号より表紙・裏表紙がSMファンにはおなじみの織田麗女先生です。(目次では誤って「ふじ沢光男」となってますが…。)
 裏表紙では織田麗女先生の独特過ぎる世界観が炸裂しており、非常に素晴らしいです。
 また、今号では故・佐伯俊男先生やカメラマンの荒木経惟が参加しており、かなりの力の入れようです。
 あと、馬場高太郎「エロ事師48番」シリーズが始まっております。
 江呂陳介というエロ事師がブルー・フィルム作りに熱意を燃やす…というストーリーのようですが、あまり面白みを感じなかったので、紹介はいたしません。
 といろいろ書きましたが、漫画作品も充実しており、「元禄無頼帖 狂薬・生血風呂」は「エリザベス・バートリー」をテーマにしたもので、タイトル通り、血生臭い良作です。
 鬼頭暁先生、今回も表紙絵で良い仕事をしていますね〜。

2026年2月21日 ページ作成・執筆

雑誌/付録・リストに戻る

メインページに戻る