「漫画Q 1971年1月6日号」(第125号/130円)



 個人的に、気になった作品

・山田こうほ「女体言語」
 女性の裸体をテーマにした、淫靡、かつ、幻想的な「ショック・アート」です。
 山田こうほ先生については詳しいことは全く不明ですが、イラストレーターの方の変名なのでしょうか?
 心当たりのある方はご教示いただけると幸いです。

・英圭介・作/菅沼要・画「チング・セイグ博士のセクシーマシン 処女が散りますアレステロン」
「チング・セイグ博士はセクシー・マシン製造魔。
 博士は東京上空に向け大砲を発射する。
 その中身は大量の飛行注射装置で、これには処女を嗅ぎ分けるレーダーが付いていた。
 そして、処女を見つけると、装置は処女の尻に特殊薬品「アレステロン」を注射し、注射された女性は処女を捨てたくなるという仕様であった。
 これにより東京では処女がセックスする相手を求め、大混乱。
 処女以外の女性は男性に相手にされなくなったため、デモ行進をして、混乱に拍車をかける。
 機は熟したと博士は「人工ヒーメン」を手に単身、東京へと乗り込むのだが…」

・歌川大雅「ラマちゃんアクション 男は泥棒 女はナアーニ?」
「ラマ子の考えた新商売、泥棒保険。
 それは「毎回盗んだ金の半額おさめて頂くとたとえ捕まっても出所の時掛け金の倍額お支払い」するというものであった。
 だが、契約書をよく読むと…。
 また、ラマ子は泥棒保険だけでなく、万引きし放題のスーパーマーケットや泥棒大学などの多角経営に乗り出す。
 彼女はプロの泥棒たちを教授にスカウトするものの…」


・峠竜三郎・作/鬼頭暁・絵「元禄無頼帖 倒錯に御座候」
「青蛾奇之介は小谷権九郎、ムジナの由兵衛を連れて、箱根の湯治場にやって来る。
 途中、林の中で侍たちが裸の女を木に縛り付けて、犬千代という人物の居場所を聞き出そうと拷問にかけていた。
 小谷権九郎は「女の責め方を知らんとみえる」としゃしゃり出て、セクハラまがいの責めで女を白状させる。
 その途端、小谷は侍たちに斬られそうになるが、青蛾が現れ、侍たちを退散させる。
 青蛾たちは縫殿という女を連れて湯治場に行き、とりあえず、一風呂浴びる。
 同じ湯に美しい若い娘の二人連れが入っていて、小谷は早速、興味を抱くのだが…」

 1970年11月25日に起こった「三島事件」を茶化す描写が幾つかあったことに時代を感じました。
 当時の日本に凄まじい衝撃を与えた事件ではありますが、「漫画Q」の読者にとっては大して共感できないものだったのかも…。

2026年4月9日 ページ作成・執筆

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