「漫画Q 1971年6月9日号」(第136号/130円)



 個人的に、気になった作品

・英圭介・作/菅沼要・画「チング・セイグ博士のセクシーマシン オトコが立たなくなるセガーレインポ銃」
「チング・セイグ博士はセクシー・マシン製造魔。
 博士とその助手は繁華街の外れにある立ちション地帯に「セガーレインポ銃」なるものを仕込む。
 この銃はその名の通り、男性を不能にさせる効果があり、男性が立たなくなれば当然、女性は欲求不満のヒステリーとなり、日本中が大混乱。
 この騒ぎに乗じ、博士は「物価値上げよりもチン上げ」とインポ治療薬を餌に政権を掌握しようとするが…」

・歌川大雅「特ダネお伝のまる秘かわら版 江戸中の女がインランに!?」
「お伝は瓦版に特ダネを提供する女記者。
 最近、江戸では「嫁入り娘が突然インランになり、大事な肌をどんな男にも与えたくなるという妖病」が発生していた。
 お伝はその実体を掴むため、夜の町を歩いていると、神社裏で娘がインラン病になっているのを発見する。
 早速、どんな様子か書き留めるが、娘の下に「怪しいヤツ」が潜んでいるのに気づく。
 「怪しいヤツ」は煙幕を張って姿を消し、どうもこいつが怪しい。
 その後、お伝が銭湯に行くと、見知らぬ女が彼女の肌を洗いたいと声をかけてきて…」



・峠竜三郎・作/鬼頭暁・絵「元禄無頼帖 衆道仇討ち」
「さわやかな春の日、青蛾奇之介が道を歩いていると、全裸の娘がお地蔵さんに縛られているのを目にする。
 青蛾が助けようと言っても娘は拒否し、そのうちにやって来た侍に縄をほどいてもらい、礼を述べる。
 侍は姫路の浪人、紫左衛門という名で、赤穂・浅野家の浪士の一人であった。
 そして、娘の名はお新、彼女はどうやら紫左衛門と接点を持つためにあのようなことをしていたらしい。
 青蛾と紫の二人は共に内藤新宿へ行き、紫は大石内蔵助と会う。
 大石内蔵助は世間を欺くため、女遊びに耽っていたが、実際のところはホモで、同じホモの紫は女遊びをする大石への嫉妬に苦しんでいた。
 大石との密会の後、紫左衛門の裏長屋にお新が訪ねてくるが、その目的とは…?」

・ふじ沢光男「光男の裏側ルポ 刺激を楽しむ夫婦交換愛好者」
 夫婦交換を楽しむカップルたちについてのレポート。
 内容的には生臭いものの、積極的にセックスを楽しもうという目的が根底にあるため、鬱屈とした雰囲気がないのが興味深い。
 また、楽しいことだけでなく、失敗談もいろいろと載せていて、大変勉強になりました。

 「元禄無頼帖 衆道仇討ち」は「お地蔵さんに裸で縛られている女」という表紙絵が強烈ではありますが、内容もなかなか過激でした。
 ネタバレいたしますと、浅野内匠頭は大石内蔵助の念者(男色文化において「兄貴分」)で、吉良上野介は浅野内匠頭に横恋慕するものの相手にされず、嫌がらせをした結果が松の廊下での刃傷沙汰…とのことらしいです。
 こういう説、本当にあるのでしょうか…?

・備考
 表紙とヌードグラビアにカッターによるものらしき切れあり。

2026年7月21日 ページ作成・執筆

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