広永マキ「恐怖!白骨の池」
(1982年8月15日第一刷・1983年4月15日第二刷発行)
「都心から電車で二時間ほどの、緑豊かなA市。
町はずれに荒れ果てた日本屋敷があったが、江本家がその家を購入し、春から移り住むこととなる。
江本家は、父の重三、母の夕子、娘の千代子(小学六年生)の三人に、住み込みの婆やが一人。
しかし、母親は屋敷に住むようになってから、体調を崩し、臥せがちになる。
千代子もまた、鬼門の方角(東北)にある池で奇怪な体験に次々とあう。
彼女が目にする、青白い顔のやつれた女はどうも幽霊らしい。
一方、母親は人が変わったように、千代子に冷たく当たるようになる。
母親は千代子が彼女の命を狙っていると主張し、「母のかたみの着物」をあちこち捜す。
千代子の友人の兄、健治は、千代子の話を聞き、その屋敷の過去について調べる。
全てを知った健治は屋敷に向かうのだが、その時、千代子に危機が訪れようとしていた…」
2020年3月19日 ページ作成・執筆