穂実あゆこ「シンデレラたちの悪夢」
(1988年7月20日初版第1刷・1992年6月25日第7刷発行)

 収録作品

・「シンデレラたちの悪夢」(1987年「ちゃお10月号」マイラブコミックス)
「池波高等学校ミステリー小説研究会シンデレラ倶楽部。
 二年生の市村歩夢、土岐雅(とき・みやび)、中路唯は親友同士。
 三人は、演劇部から借りた人形をテーマに、文化祭の文集でショート・ショートを書くこととなる。
 この人形は、この高校の卒業生で天才人形師だった中原せあらが作ったもので、持つ人が持てば、勝手に動き出すと言われていた。
 歩夢、雅、唯は一夜ずつ、この人形を持ち帰るが、各人が奇妙な体験をすることとなる。
 歩夢が階段恐怖症である理由とは…?
 雅と、教育実習に来ている田代征一との関係とは…?
 唯の親戚である田代家の家族関係とは…?
 全てが一つにつながる時、五年前に起きた、田代譲という男子生徒の焼身自殺の真相が明らかとなる…」

・「オペレーションす・て・き」(1986年「ちゃお1月号」マイラブコミックス)
「加賀見てまりは、とろい少女。
 市立祭高校に転校初日に遅刻し、更に、麻生櫂と小田島鱗の乗ったバイク事故に巻き込まれる。
 事故で校長の銅像を破損したため、三人は「バイト・ユーティリィティ」にて半年間、バイトする破目となる。
 だが、三人の問題児はどの仕事も成功せず、このままでは卒業までバイトをしなければならない。
 校長のはからいにより、弁償代を全て、チャラにすべく、三人は一致協力して、新年会の裏方に挑むのだが…」

2020年3月16・21日 ページ作成・執筆

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