光原伸「アウターゾーンD」(1992年12月7日発行)
・「第27話 見えない男」
「臆病で無能なくせに、底意地悪く、プライドだけはやたら高い男。
彼は、ミザリーから「他人の頭からその人の存在を消す」薬を購入。
一口飲めば、24時間効果が持続。ただし、それ以上飲めば、効果は一生続いてしまう。
薬を用いて、好き放題をする男だが、薬が残り少なくなった時…」
・「第28話 不幸の確率」
「今までの人生が不幸の連続だったと思っている男子学生。
彼は、ミザリーの勧めに従い、「未来」を教えるというFAX会員となる。
ファックスはその日に起こる不幸が載っていて、彼は不幸を避けて、順調な毎日を送る。
が、日を追うごとに、ファックスの知らせる不幸がひどいものになっていく…」
・「第29話 妖精を見た!」
「怪奇もの大好き少年。
彼の部屋のものはしばしばなくなる。
怪奇ショップ店員であるミザリーにそのことを話すと、ミザリーはそれは妖精の仕業だと言う。
そして、妖精を見ても、必ず見て見ぬ振りをするよう、少年に助言するが…」
あちこちにマニアックなホラー映画のポスターやオブジェが散りばめられておりまして、なかなか感慨深いものがあります。(「地獄の門」のポスターに感動しました。)
んにしても、スーパー・ファミコンで「クレイジー・クライマー」(日本物産)をプレイする少年、渋い!! 渋すぎるぞ!!
・「第30話 吸血鬼の町(前編)」
「ある町で連発する、旅行者の失踪事件。
遂に、町の住人が犠牲になるが、容疑者として、逃亡中の脱獄犯が捕らえられる。
留置場の中には、夜中に町をふらついていたため、留置所に放り込まれたミザリー。
脱獄犯をリンチにかけるという噂があるため、保安官は隣町に脱獄犯とミザリーを移送しようとするが…」
・「第31話 吸血鬼の町(後編)」
「吸血鬼だらけのゴーストタウンに連れてこられたミザリー達。
とある廃屋に籠城するものの、ドアを破られるのも時間の問題。
彼らは無事生還できるのか…」
・「第32話 タイム・ストッパー」
「不良男子高生は、ミザリーから引ったくりを働いた際、不思議な時計を手に入れる。
その時計は、竜頭を押すと、時間が止まってしまう。
その効能を知った男子高生はわがもの顔で悪事を働くが…」
・「第33話 救命艇に死神がいる」
「船の沈没から、救命ボートで逃れた一行。
脇腹に傷を負った船員、小説家、大金持ち、護送途中の極悪犯、占い師の老婆、両親とはぐれた少女、そして、ミザリー。
ボートはいつまでも霧の中を漂い、救助が来る見込みがない。
占い師の老婆がタロットで占ったところ、このボートに死神がいると言う。
疑心暗鬼にかられた人々は…」
「週刊少年ジャンプ 1992年17号〜25号」掲載分収録
平成27年1月27日 ページ作成・執筆