いしかわえみ「都市伝説解体センター@」(2025年9月24日第1刷発行)

 福来あざみは心優しい犬神高校二年生。
 彼女は昔から「変なモノ」が視える能力があった。
 この奇妙な体質を直そうと、彼女はチラシで見た「都市伝説解体センター」を訪れる。
 「都市伝説解体センター」はあるビルの地下三階にあり、車椅子の青年が彼女を出迎える。
 彼はセンター長の廻屋渉(めぐりや・あゆむ)で、あざみと同じく、不思議な力を持っていた。
 そして、「都市伝説解体センター」は「普通の警察では対処できない事案を解決する怪異専門の探偵事務所のようなもの」であった。
 とある事情からあざみはここでバイトとして働くこととなる。
 センターに持ち込まれる都市伝説絡みの怪事件とは…?

・「File:1 ベッド下の男 特定編」(「りぼん」2025年5月号)
「今回の依頼主はあざみの隣のクラスの佐藤美桜。
 美桜は学園の寮に住んでおり、とびきりの美人として有名であった。
 事の始まりは三日前、彼女の部屋にOBの清水栄子が泊まる。
 栄子はベッド下に男が潜んでいるのを発見し、栄子は美桜を外に連れ出すが、警察が来た時には男の姿はなかった。
 それ以来、美桜の部屋で奇妙なことが次々と起こり、誰かに見られているという感じが振り払えない。
 しかも、栄子がこの件をSNSにアップしたことから、事件のことが拡散され、美桜の部屋が特定される騒ぎになる。
 あざみはセンター長のサポートの下、斧を持つ男の生霊を視て、ベッド下の男の存在を確認する。
 その夜、美桜が寝ている間、部屋中に赤いペンキがぶちまけられる事件が発生する。
 美桜は栄子のマンションに避難するが、栄子はこれをSNSに投稿し、騒ぎはますます拡大。
 あざみは美桜を一刻も早く助けるため、夜、彼女の部屋を調査するが…」

・「File:2 ベッド下の男 解体編」(「りぼん」2025年6月号)
「ベッドの下の男は実在する。
 男の目的とは…?
 しかし、全てが彼の仕業というわけではなさそうで…」

・「File:3 ブラッディ・メアリー 特定編」(「りぼん」2025年8月号)
「今回の依頼者は心霊系BooTuberの谷原きのこ。
 彼はやらせ疑惑で炎上すること度々であったが、ある心霊動画で「ブラッディ・メアリー」を試したところ、鏡に霊が映ったと話題を呼ぶ。
 彼は「幽霊の存在を明らかにしてほしい」とセンターに依頼し、調査に来たあざみが霊能力を持っていることを知ると、コラボを持ちかけてくる。
 センター長に唆され、あざみはきのこと生配信に出て、「ブラッディ・メアリー」を再度試す。
 この度は鏡の中に霊は現れなかったものの、あざみのうなじに奇妙な切り傷ができ、メアリーの「呪いの印」として視聴者の反響を呼ぶ。
 視聴者のコメントから谷原きのこが住む梅木コープで過去、殺人事件があったことが判明。
 彼女はきのこの部屋で人を滅多刺しにする女性の霊を視ており、近所の人に殺人事件について聞き込みをする。
 しかし、殺人事件についての情報は錯綜しており、きのこの配信映像に映ったのは殺された人物なのかメアリーなのかあざみはすっかり混乱してしまう。
 とりあえず、あざみはわかったことをきのこに報告しようと彼のアパートを訪れるのだが…」

・「File:4 ブラッディ・メアリー 解決編」(「りぼん」2025年9月号)
「全ては谷原きのこのやらせかと思われた。
 しかし、霊は確かに実在する。
 調べるうちに幽霊の女は四谷みわ子という名前であることが判明するのだが…」

 「都市伝説解体センター」は墓場文庫というゲーム・クリエーター・チームが制作した怪異ミステリーゲームで、この漫画はそのゲームを原作にした作品です。
 ゲームの方を未プレイなので、深い話はできませんが、「絶叫学級」で有名ないしかわえみ先生がコミカライズを担当しておりますので、安定した出来です。
 ただし、掲載誌は「りぼん」ですので、内容はそこまでエグいものではなく、都市伝説を扱ってはおりますが、ホラーよりもミステリーの要素の方が強めです。

2026年7月10・11日 ページ作成・執筆

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