湖西晶「わたしの死にかた 知ってたら避けられた60の最期」(2024年4月10日第1刷発行)
・「第1章 自然で死んだ」
・「第2章 事故で死んだ」
・「第3章 科学で死んだ」
・「第4章 病気で死んだ」
・「第5章 わたしは、寿命で死ぬ」(描きおろしエピローグ)
湖西晶先生は四コマ漫画で有名なお方で、最近では「意味がわかると怖い4コマ」がヒットしておりますが、この本では実際にあった死亡事故を5コマ漫画にして解説しております。
まず、左ページの4コマ漫画で「起承転」が述べられ、ページをめくった右ページに「結(即ち、死)」の1コマ&解説という構成です。
ネタバレとなりますので、章の内容については触れませんでしたが、まあ、世の中、種々様々、色とりどりな死に方があって感心いたしました。
マイナーな事例が大半とは言え、タイトルにある通り、「知っていたら避けられた」ものばかりで、事故事例・災害事例の知識はやはり持っておくべきです。(まあ、人間、死ぬ時には死にますが。)(注1)
平易に書かれており、中高生でも読める内容なので、もっと広く知られても良い本だと思います。
言い訳ですが、この本、怪奇マンガの範疇からはビミョ〜に外れます。
でも、まあ、長くつらい夏がほぼ終わり、彼岸花がようやく元気に咲き始めたので、本の表紙につられて紹介してみました。
・注1
実際、人間、何が原因で死ぬかわかったものではありません。
個人的に、頭に思い浮かぶのは、高所作業車の教習時に見た災害事例のビデオ。
倉庫内の作業で、高所作業車のバケットを高い位置のままで移動していたところ、段差で軽くバウンドし、バケットに乗っていた人が天井に頭をぶつけて死んだ…という事故が実に「あっ、死んじゃった!!」って感じで印象的でした。
2024年10月10日 ページ作成・執筆