高橋葉介・他「メディウムC」(1985年1月10日初版発行)

 収録作品

・飯田耕一郎「邪学者姫野命シリーズ 返りの風」
「呪術師だった祖母の遺した人形を焼いてから、一家は、父は事故死、母は原因不明の病気で倒れるという不幸に見舞われる。
 兄妹が知り合った姫野命は、母親に呪いをかけているオサキ(狐の化け物)と相対するが…」

・高橋葉介「夢幻紳士〈怪奇編〉 沼」
「夢幻紳士は依頼されて、ある沼の水を汲んでくる。
 依頼主はその水を飲み干すのだが、依頼主の男とその沼の係わりとは…?」

・西秋ぐりん「ぐりんちゃんのお伽噺」
「ヤニくわえた中学生がファンタジックな体験をする話」

・松元霊古「シルの森」
「恋人のもとに戻ろうとする青年が、旅の途中のキャラバンに一晩世話になる。
 キャラバンの人が言うには、青年がこれから向かう平原は、シルの森になるという。
 そして、そこにはホリンという蛇がいて、その毒にやられたら、眠り込み、そのまま死んでしまうのだった。
 青年は、その警告に耳を貸しながらも、森に入り込む…」

・千之ナイフ「鎮魂曲」
「魔人類であるシルヴァー長官は、焼け落ちた収容所の唯一の生存者である少女と会見する。
 その少女は魔女フィナーレと名乗り、シルヴァーと同じく「悪魔」だと言うのだが…」
・いくたまき「ハル・クリィ崩壊」
「家を建てても、すぐに崩壊してしまう…という世界の話」

・豊島U作「妖怪同盟」
「未来の自分の幽霊と、化け猫μ(ミュー)と組んで、妖怪退治をする五条弾。
 依頼を受け、現場の部屋に向かうと、首のない少年と少女の身体が転がっていた…」
 絵といい、内容といい、何となく好みです。シリーズ化されて、いくつか出ているのであれば、読んでみたいものです。

・よりうむし「光を呼ぶウイル」
「前の話から14年後。
 少女となった光の御子ウリンは、ペテリアと共に、サジタリオに連れられて、アウ・サンガテのいる山へと向かう。
 しかし、途上で、魔女フラージの住む森を上空を通らねばならない。
 魔女フラージの仕掛ける罠とは…」

平成27年2月21日 ページ作成・執筆

その他の出版社・リストに戻る

メインページに戻る