流光七奈・原作/宮咲ひろ美・漫画「ダンナさまは幽霊」(2017年9月13日第1刷発行)
「プロローグ」
「第1章 ハカセの他界」
・ボク死んじゃった
・お経 for me
・幽霊としての自覚
・姑嫁戦争はあの世でも続く
「第2章 ハカセと七奈の奇妙な夫婦生活」
・幽霊だって気を遣う
・幽霊だって登場には苦労する
・幽霊だからって瞬間移動できない
・幽霊だって言葉に出さなきゃ気持ちは伝わらない
「第3章 幽霊の日常」
・幽霊は覆面パトロール員にぴったり
・幽霊にお願いされても困ります
・幽霊は神社への出入り禁止
・幽霊になってもヤキモチやきは変わらない
・幽霊ギタリスト
「第4章 旅立ちの準備」
・お義母さん、仏と化す
・幽霊の限界
「第5章 さようなら、ハカセ」
・天国に行っても電話するね
「エピローグ」
(「ハカセの『あの世レポート』、「七奈のスピ・コラム」は煩雑になるため、省略しております。)
霊能力を持つ占い師、流光七奈先生と幽霊になった旦那のハカセさんの二年にわたる夫婦生活を描いたコミックエッセイです。
ストーリーは、主人公が自分の死にパニックになりつつも自分の死を受け入れ、以前と同じ日常を送りながらも、肉体を持たぬ身の限界を知らされ、最後に成仏することを選ぶというもので、それを軸に新人幽霊の自由さ・不自由さが解説され、私、これを読んだ時、大いに感銘を受けました。
幽霊の立場から自分の境遇を説明している本ってあまり記憶にありません。(単に私が不勉強なだけかもしれませんが…。)
また、ストーリーの合間に挿入される「ハカセの『あの世レポート』、「七奈のスピ・コラム」も充実しており、幽霊に足がない理由、お墓の必要性、幽体離脱と夢の見分け方、天国からのお迎え等々、あの世に関するトリビアが盛りだくさんで、これを一冊読めば、幽霊がもっと身近になるはずです…多分…。
ちなみに、個人的に驚いたのは、天国へ連絡する方法でした。(まさかの※※!!(ネタバレ防止のため伏せ字))
それにしても、私は人生の曲がり角をとっくに過ぎ、どれだけ残されているかわからない時間を戦々恐々と送る身となりました。
そんな時、「死」のことを(明るく)考えさせてくれる、この本は大きな慰めになりました。
「あの世」に多少なりとも興味を持つ方なら、その期待を裏切ることはないと私は思います。
2026年6月15日 ページ作成・執筆