志名坂高次・原作/粂田晃宏・作画
「ラクガキ ―呪いの館―@」(2022年10月1日初版発行)
「ラクガキ ―呪いの館―A」(2023年1月1日初版発行)
「ラクガキ ―呪いの館―B」(2023年4月1日初版発行)
「ラクガキ ―呪いの館―C」(2023年7月1日初版発行)
「ラクガキ ―呪いの館―D」(2023年10月1日初版発行)
「ラクガキ ―呪いの館―E」(2024年1月1日初版発行)
「ラクガキ ―呪いの館―F」(2024年4月1日初版発行)
「ラクガキ ―呪いの館―G」(2024年5月1日初版発行)




単行本@(「週刊漫画ゴラク」2022年4月〜6月配信分)
・「第1話 秘密基地の少年たち」
 山梨県。
 山に囲まれた小さな町に住む小学五年生の子供たち。
(登場人物は以下の通り。
 高田道成(ミッチー)〜正義感が強く、冷静な少年。リーダー的存在。
 福沢清美(キヨ)〜普通の少女。
 金子大志(モジャ)〜天然パーマの気弱で優柔不断な少年。霊能力あり。
 前川辰己(タッチ―)〜中途半端な頭脳派。プライドだけは高い。福沢清美に想いを寄せるが…。
 佐藤欣也(サトキン)〜複雑な家庭環境の少年)
 ある日、彼らは八津の森の中に作った秘密基地で手首を切って自殺を図った男性を発見する。
 男性は今わの際に「呪いの妖館を見つけた」と言ってこと切れる。
 この「呪いの妖館」は都市伝説の一種で、「その家の中の壁に殺したい人物の名前を書けば、その人物は死ぬが、その代償として書いた人間は大切なものを失う」と噂される。
 そして、サトキンには殺したい相手がいた…」
・「第2話 かつての子供達」
 15年後、中華料理店で佐藤以外の四人が集まることとなる。
 言い出しっぺの高田は遅れたため、前川は荒れる。
 話題は消息不明のサトキンから「呪いの妖館」へと移り…。
・「第3話 貴美」
 ようやく高田がやって来る。
 彼は千護篝(ちご・かがり)という霊能者と一緒で、皆に彼を紹介する。
 高田は15年間、秘密基地のあった山で「呪いの妖館」を探していた。
 二月のある日、彼が山中でキャンプしていると、岡田貴美という娘が現れる。
 彼女と話をしていると、千護も話に加わってくる。
 三人は皆「呪いの妖館」が目当てであったが、千護によると、意志だけではダメで、黒い「闇」がないとたどり着けないらしく…。
・「第4話 京子」
 貴美は浅間京子という友人のために「呪いの妖館」を探していると話す。
 京子は貴美の男友達にレイプされ、自殺を図って今、意識不明の重体であった。
 しかし、千護は彼女の話を嘘だと断言。
 それは彼女には「怨人」が付きまとっているからで…。
・「第5話 八津の森@」
 サトキンの仇をとるため、高田・前川・金子・福沢の四人は八津の森へ「呪いの妖館」を探しに入る。
 高田は15年間、この森を隅から隅まで探索したが、「呪いの妖館」は見つからなかった。
 どうやら「呪いの妖館」はこの世には存在せず、どす黒い怨念を持っている者にしかその門を開かないらしい。
 彼らは歩き回り、そういう人物と出会うことに賭けるしかないのだが…。
・「第6話 八津の森A」
 「呪いの妖館」は夜、現れるようなので、彼らは森の中にキャンプを張る。
 皆でコンロを囲み話をしていた時、ツキノワグマが突如現れる。
 ツキノワグマには何ものかが大量にとり憑いていた。
 絶体絶命の時、千護が現われ…。
・「第7話 八津の森B」
 今夜、この森には「呪いの妖館」への怨念が充満していた。
 千護に勧められ、彼らは森を出ようとする。
 その前に、肝試しに来ていた大学生が心配になり、彼らのいた大岩の方に向かうと…。
・「第8話 八津の森C」
 森では火災が発生。
 火を付けたのは田村みなとという女で、彼女は恋人を殺された復讐のため、森ごと妖館を焼き払おうとしていた。
 高田たちは彼女を拘束し、山から脱出しようとするのだが…」

単行本A(「週刊漫画ゴラク」2022年8月〜9月配信分)
・「第9話 管理人」
 炎の中、「呪いの妖館」が現れる。
 妖館の前には白髪で上品そうな老人が立っており、彼は妖館の「管理人」だと名乗る。
 高田は管理人の老人を何度か目にしたことがあり、妖館に押し入ろうとしたところを、千護に止められる。
 千護は管理人に挑むが…。
・「第10話 炎の森」
 周囲を火に囲まれ、しかも、そばにはツキノワグマがおり、高田たちは絶体絶命。
 彼らの武器は斧しかないが、高田はこの窮地をどう乗り越えるのであろうか…?
・「第11話 事件簿」
 数人の死者と重傷者を出した八津の森火災。
 これは田村みなととその共犯者の老人(発見できず調査中)の仕業とされる。
 ただ、辻という刑事は高田たち四人が証言する「管理人」や「妖館」のことが気にかかっていた。
 一方、高田は金子と福沢にもう一度、森へ妖館を探しに行こうと誘うのだが…。
・「第12話 前川辰己@」
 金子大志(モジャ)は福沢清美からの誘いを断れず、「妖館」探しに協力することとなる。
 と言っても、本心は恐怖でいっぱいで、関わりたくはない。
 そこで彼は八津の森火災の後、音信不通になっている前川辰己(タッチ―)に会いに行く。
 彼は辰己に何故、一緒に来ないのか尋ねると…。
・「第13話 前川辰己A」
 妖館についての情報を得るため、高田は浅間京子のいる病院を訪ねるが断られる。
 その代わり、八津の森火災の時に会った辻という刑事に声をかけられる。
 辻は「妖館」絡みの事件を独自に調査していた。
 妖館に入った人物を知らないかと聞かれ、高田は佐藤欣也のことを思い出す。
 佐藤欣也は事件の後、施設に入り、それ以降の消息はわからないとのことだったが…。
・「第14話 前川辰己B」
 その夜、前川辰己は全ての責任を高田へ転嫁し、彼への憎悪を爆発させる。
 彼が妖館を見つけようとアパートの外に出た時、見覚えのない小道が目に入る。
 その時、ネットに「妖館は呪いの小径にある」と書き込みがあったことを思い出す。
 彼は福沢清美を呼び出し、自分が妖館を見つけたことを明かすのだが、その目的は…?
・「第15話 タッツー@」
 翌朝、前川から高田・金子・福沢へ喫茶店に集まろうと連絡が入る。
 前川は明らかに挙動不審で、三人は訝りながら指定された場所に行く。
 金子があたりにびっしりと憑いた怨人に怯えていると…。
・「第16話 タッツーA」
 ようやく前川が現れるも、その手には二本の包丁が握られていた。
 彼は通行人を無差別に刺していく。
 高田は彼を止めようとするのだが…。
・「第17話 タッツーB」
 高田と福沢が駆けつけた時、前川は一仕事(?)終えて一服していた。
 彼は二人にあの森で呪われたと話し…。

単行本B(「週刊漫画ゴラク」2022年9月〜2023年1月掲載分)
・「第18話 タッツーC」
 前川は銃を構えた警官たちに包囲される。
 最期を察した彼は高田に襲いかかるのだが…。
・「第19話 タッツーD」
 前川の前に妖館の管理人が現れる。
 前川が妖館に書いた名前は…?
 そして、彼が失ったものとは…?
・「第20話 倶楽部@」
 前川による通り魔殺人事件の被害は甚大で、高田も重傷を負い、意識不明となる。
 福沢はこれも妖館のせいと考え、一人でも妖館を突き止めようと決意する。
 そんな彼女にニット帽の老人が話しかけてくるが…。
・「第21話 倶楽部A」
 老人に脅され、福沢は彼について行く。
 向かった先は「健やか荘」という家で、ここでは四人の老人が共同生活を送っていた。
(老人たちについては以下の通り。
 山辺純一(先生)〜元・教師。
 高崎武志(タケさん)〜短気で粗暴で口の悪い老人。
 柘植進悟(シンさん)〜ニット帽の老人。元・電気屋。ネットやスマホにも非常に詳しい。
 清水美津子(ミッちゃん)〜温和そうな老婆)
 彼らの目的は伊藤晴子(ハルちゃん)という少女の敵討のために呪いの妖館を潰すこと。
 ハルちゃんはボランティア部の中学生で、老人たちに非常に優しく接してくれたが、呪いの妖館のせいで四年前に事故死していた。
 老人たちは福沢に協力を強要する…。
・「第22話 柴田舞@」
 柴田舞(25歳)は中華料理屋でバイトするフリーター。
 客からはセクハラ、フロアマネージャーの山下からはパワハラ、家では病気持ちで怠け者の母親との生活。
 彼女は父親の死のために大学を中退し、バイトを掛け持ちして、ギリギリな生活を送っており、大学時代の友人たちとは疎遠になる一方。
 世間から爪はじきにされ、将来に絶望する彼女は前川辰己に共感を抱く。
 前川について調べるうちに、彼女は「呪いの妖館」について知り…。
・「第23話 柴田舞A」
 呪いの妖館に入るには「資格」がいる。
 老人たちは「資格者」を求めていた。
 彼らは偽サイトで「呪いの妖館」を求める者をおびき寄せ、柴田舞はそれに引っかかてしまう。
 山辺は彼女と会うが、彼女に覚悟が足りないと知ると…。
・「第24話 柴田舞B」
 仕事中、柴田はフロアマネージャーの山下に呼ばれる。
 彼が彼女に見せたのは盗撮された彼女の裸写真であった。
 言い寄る山下を突き飛ばし、彼女は外にとび出すが、彼女の裸写真はどんどん拡散していた。
 その写真を盗撮したのは…?
 そして、裏で糸を引いているのは…?
・「第25話 柴田舞C」
 柴田から妖館に行くと連絡があり、川辺は彼女と夜の公園で会う。
 彼女はフロアマネージャーの山下が裸写真の元凶と知り、彼を妖館を使って殺そうと考えていた。
 川辺は憎しみと殺意が本物ならば妖館への道は拓かれると彼女を励ますが、その時、隣のベンチには管理人が座っていた…。
・「第26話 健やか荘@」
 老人たちの計画は失敗し、川辺と柴田舞は警察に捕まってしまう。
 管理人には「お守り」が効かず、意気消沈する老人たちに福沢はある提案をする。
 それは霊能者を紹介する代わりに、彼女を解放することであった…。

単行本C(「週刊漫画ゴラク」2023年1月〜3月掲載分)
・「第27話 健やか荘A」
 川辺が警察に捕まったことから健やか荘の老人たちは彼の口封じを企てる。
 その方法とは…?
・「第28話 健やか荘B」
 辻刑事は呪いの妖館についての情報を得るため、金子大志(モジャ)に協力を依頼する。
 金子は福沢の窮地を知り、自分も妖館探しに加わることを決意する。
 その頃、福沢は独自に調査を進め、伊藤晴子(ハルちゃん)の高校を突き止めていた。
 伊藤晴子が入部していたボランティア部は四年前の冬に六人全員が行方不明になっており…。
・「第29話 健やか荘C」
 辻刑事の紹介で金子は千護焔という高校生と会う。
 彼は千護篝の弟で、兄ほどではないが、霊能力があった。
 金子は福沢に千護焔を会わせ、彼女は彼を健やか荘へ連れていくのだが…。
・「第30話 ボランティア部@」
 千護焔は老人たちと話し、妖館探しを手伝うこと承諾する。
 ただ、彼は今、別件の依頼を抱え、三日後にまた健やか荘を訪れると約束する。
 彼が健やか荘で握った事実とは…?
・「第31話 ボランティア部A」
 約束の日、健やか荘を福沢・千護焔・金子・辻刑事が訪れる。
 外では辻刑事の部下が盗聴した会話を聞きながら、待機していた。
 彼らは妖館についてわかったことを老人たちに話すが、千護焔が爆弾発言をしたために…。
・「第32話 ボランティア部B」
 健やか荘は警官隊に包囲され、老人たちは福沢たちを人質にして立てこもる。
 このままでは人質たちは全員殺されてしまうが、千護焔は老人たちにある提案をする。
 高崎と柘植は大いにやる気になるのだが、その提案とは…?
・「第33話 ボランティア部C」
 午後五時より高崎と柘植はインターネットでライブ生配信を行う。
 彼らは今までやったことを全て、ぶちまけ、視聴者たちを煽りまくる。
 そうすることによって彼らは妖館への道を見出そうとしていた…。
・「第34話 ボランティア部D」
 この生配信により健やか荘は凄まじい憎悪や恨みの念に包まれる。
 高崎と柘植は調子に乗って、自分をアピールするが、福沢はもう一人の人物に違和感を抱く。
 その違和感は真実に結びつくものであった…。
・「第35話 清水美津子@」
 ただ一人、傍観者であろうとする清水美津子。
 千護焔はここにいる霊たちに聞こうと執拗に主張する。
 皆の追及に清水は…。

単行本D(「週刊漫画ゴラク」2023年3月〜5月掲載分)
・「第36話 清水美津子A」
 遂に明かされる真実。
 柘植進悟は怒り狂いながらも、自身の手で下すことができない。
 その時、健やか荘の中に「呪いの妖館」が現れる。
 また、管理人も…。
・「第37話 清水美津子B」
 柘植進悟は管理人の了解を得て、妖館の地下室へと降りていく。
 千護焔は管理人に「お前は何だ?」と問いかけると、その答えは…?
・「第38話 ミッちゃん」
 健やか荘の外では警官隊が突如、現れた熊に向けて発砲しまくっていた。
 だが、いくら弾丸を撃ち込まれても、熊は倒れず、被害は広がるばかり。
 更に、もう一匹、熊が現れるが…。
・「第39話 老人達」
 高崎武志は健やか荘に灯油をまき、火を放つ。
 福沢たちは逃げようとするが、いつの間にか健やか荘は妖館へと変わっており…。
・「第40話 事件後@」
 凄惨な結末を迎えた「健やか荘事件」。
 これにより「呪いの妖館」の存在が人々に知れ渡る。
 また、千護焔は一つ、妖館に関する重要なことを掴む。
 「呪いの妖館」は八津の森にあり、管理人はそこにいるはず…。
・「第41話 事件後A」
 高田道成がようやく意識を取り戻す。
 幸先良いと喜んだのも束の間、福沢の秘密がネットで拡散されてしまい…。
・「第42話 チーム@」
 高田は千護焔と会い、福沢捜しを依頼する。
 その報酬として高田は「月刊ホラー」が妖館にかけた懸賞金、一千万の半分を渡すことを提案。
 ここに高田・千護焔・金子のチームが結成される…。
・「第43話 チームA」
 福沢は借金苦に陥っていた。
 ならば、妖館を捜して、八津の森に行った可能性が高い。
 金子と千護焔は月刊ホラー編集部副編集長の山脇剛、編集部の中島このみの両名と共に八津の森を訪れる。
 彼らは妖館が現れた付近にある大岩を目指すのだが…。
・「第44話 妖館探し@」
 大岩のある場所には福沢がいたが、彼女には佐々木という同行者がいた。
 佐々木は今、一番有名な霊能者で、能力は凄まじいが、同時に想像を絶するほどの恨みの念に憑かれていた。
 佐々木は金子たちに自分が妖館を見つけると宣言する…。

単行本E(「週刊漫画ゴラク」2023年6月〜9月掲載分)
・「第45話 妖館探しA」
 妖館に入ってまだ生きている人間…金子は佐藤欣也(サトキン)を思い出す。
 知り合いの刑事に居場所を突き止めてもらい、高田と金子は佐藤に会いに名古屋へ向かう。
 だが、15年ぶりに会う彼は精神医療センターに収容されており、半ば廃人であった。
 いくら話しかけても会話に応じず、あきらめて帰ろうとした時、金子が妖館の絵を見せると…。
・「第46話 妖館探しB」
 佐藤の描いた絵の中に妖館の管理人の似顔絵があった。
 金子たちは八津の森に戻り、この絵を人に見せて聞き込みをする。
 無駄骨に終わりそうであったが、意外なところから手がかりを得る。
 それはジョージ・ライト記念館で、ジョージ・ライトは八津の森で登山やトレッキングの運動を広めた人物であった。
 そして、ジョージ・ライトの友人、ローガン・テイラーが…。
・「第47話 妖館探しC」
 ローガン・テイラーが住んでいた洋館は戦前に焼けてしまっていたが、そこが妖館で間違いない。
 その場所を調べ、高木たちは車で行くが、その場所こそが高田たちにとっての始まりの場所であった…。
・「第48話 佐々木@」
 妖館の在り処を目前にしながらも、その土地は佐々木によって買い占められていた。
 しかも、佐々木に高木たちの情報を流したのは福沢であった。
 佐々木という人物は一体何者なのか…?
・「第49話 佐々木A」
 八津の森では伐採が始まり、高木たちは入り込む隙がない。
 その夜、高木の案内で高木・金子・千護焔・山脇剛は八津の森に潜入する。
 灯りを見つけ近寄ると、佐々木・福沢・作業員たちが集まっており…。
・「第50話 佐々木B」
 地中から掘り出された鉄扉。
 こここそが妖館の「本体」で、また、高木たちの秘密基地があった場所であった。
 佐々木は作業員たちに指示して、鉄扉を開けようとするが…。
・「第51話 佐々木C」
 土地の邪気にあてられて作業員の一人が錯乱し、チェーンソーで暴れ出す。
 佐々木は九字を結んで作業員を倒すが、その作業員が佐々木に向けて語りかける。
 彼に憑いているのは…。
・「第52話 前夜」
 高木たちに復帰したばかりの辻刑事が加わる。
 辻刑事は土器が出土したと教育委員会に圧をかけ、工事を中止に追い込む。
 それに対して佐々木は…。
・「第53話 扉@」
 妖館を開くのに必要なのは「憎しみ」と「名前」。
 佐々木は健やか荘の老人たちのやり方を参考にして、八津の森で人工的に憎しみを生む環境をつくり出す。
 それは信者と工事人夫を一対ずつ手錠でつなぎ、信者が金槌で相手を痛めつけるというものであった…。

単行本F(「週刊漫画ゴラク」2023年9月〜12月掲載分)
・「第54話 扉A」
 佐々木の計画通り、妖館と管理人が出現し、妖館への扉が開く。
 佐々木が管理人に要求したこととは…?
・「第55話 扉B」
 佐々木は少年時代に管理人に会い、ある約束をしていた。
 佐々木はその約束が叶えられたと狂喜する。
 一方、現場には邪気に憑かれた熊や猪が殺到し、混乱と殺戮の巷となる…。
・「第56話 扉C」
   混乱の中、佐々木は妖館へと足を踏み入れようとする。
 高木と福沢は佐々木を阻止するが、彼らの前には人喰い熊が立ちはだかっていた。
 その窮地を救ったのは…。
・「第57話 扉の奥」
   福沢は扉の奥へと消える。
 高木は慌てて地下への階段を駆け下りるが、地下室に彼女の姿はなかった。
 そこには一体の白骨があり、壁には幾つもの名前が英語で書かれていた…。
・「第58話 共闘」
 事件の後、高木たちは佐々木から福沢清美の行方を突き止めるために手を組もうと申し出を受ける。
 高木は躊躇するも、圧倒的な政治力と金を持っている佐々木を利用しない手はない。
 しかも、福沢が妖館に入れたということは、管理人に認められたということで、それはある恐ろしい事実を示唆していた…。
・「第59話 キヨ@」
 高田たちはグループにわかれ、それぞれが佐々木の指示で動く。
 高木と金子の役割は福沢のマンションを調べ、彼女の全てを洗い出すことであった。
 部屋には借金の督促状、そして、ホストと一緒に写っている写真があり…。
・「第60話 キヨA」
 その写真に写っていたホストが部屋を訪ねてくる。
 福沢は彼と深い仲で、多額の借金を店にしていた。
 彼を部屋から追い出した後、高木は再び部屋を調べる。
 すると、引出しにメモ帳があり、それには…。
・「第61話 世界@」
 謎の不審死が爆発的に発生する。
 それは新たな管理人の誕生を意味するのであろうか…?
・「第62話 世界A」
 四日間で二万人の人間が呪殺される。
 この原因は妖館に関係があり、また、以前のように妖館に行かなくても、どこでも壁に人物の名前を殺意を持って落書きすれば呪いが発動するのであった。
 手掛かりになるのはネットでの呪いの方法に関する書き込みなのだが、その発信地は…。

単行本G(「週刊漫画ゴラク」2023年12月〜2024年2月掲載分)
・「第63話 世界B」
 ネットに書き込んでいたのは佐藤欣也(サトキン)であった。
 警察の事情聴取に彼は頭の中で声が聞こえると答える。
 その声は妖館の管理人のものらしいが、彼は管理人を「ウィリアムさん」と呼び、14歳の頃、もう一度会ったことがあるらしい。
 佐藤は他にも声が聞こえていたが…。
・「第64話 ローガン@」
 一方、佐々木は千護兄弟と共に田所ユメの墓を掘り返していた。
 ローガンの死にはジョージ・ライトが絡んでおり、田所ユメはライトの恋人であった。
 彼女は生前、ある箱を非常に大切にしており、死後、その箱は一緒に埋められたというのだが…。
・「第65話 ローガンA」
 政府は妖館による被害を抑えることができず、佐々木の権力は増すばかり。
 また、福沢清美が指名手配されるという噂を聞き、高田たちは警察よりも早く彼女を見つけなくてはならない。
 彼女の居場所の手掛かりになるものは…?
・「第66話 ローガンB」
 千護焔によると、福沢は房総半島にいるらしい。
 高木と金子は足で彼女を捜し出そうと試みる。
 一方、佐々木と千護兄弟は妖館につながる地下室の前にいた。
 千護篝は身障者にされたことで管理人を憎みに憎んでおり、何度も管理人の名前を書いたが果たせなかった。
 彼に足りなかったものは…?
・「第67話 ローガンC」
 海岸の岩場で高木と金子は福沢と再会する。
 彼女のメモ帳に書かれていた「唯人」とは…?
 その頃、千護篝は地下室へと連れて来られる。
 彼がその壁に書く名前は…?
・「第68話 妖館@」
 気が付くと、高木・佐々木・千護兄弟・福沢は妖館の前に立っていた。
 管理人は「全てをお話ししましょう」と彼らを中に招く…。
・「第69話 妖館A」
 妖館の中の壁は人の名前がびっしりと書き込まれていた。
 居間で高木たちはテーブルにつき、佐々木は管理人と四十年以上前、出会ったことについて話す。
 そして、管理人になる方法を教えるよう頼むのだが…。
・「第70話 新管理人」
 管理人になる方法…佐々木は四十年来の望みが潰えたことに驚愕し絶望する。
 また、千護篝の呪いが届き、管理人とこの妖館は消滅する。
 次の管理人になるのは…?
・「最終話 秘密基地」
 二か月後、「オカルト」を目の当たりにした世界は一変したが、平穏を取り戻しつつあった。
 金子は月刊ホラーのライターとなり、ネットの噂話に関するコラムを担当することとなる。
 副編集長の中島このみと打ち合わせの後、彼は電車で故郷に向かう。
 そこの八津の森には…。

 世の中には内容は良いのに、ジャケットやパッケージがビミョ〜過ぎて、埋もれてしまう作品があります。(漫画だけでなく、レコード、ビデオ、ゲーム…人間も…。)
 この「ラクガキ」もそんな作品の一つで、表紙だけを見れば、普通の人は絶対に書店で手に取ることはないと思います。
 でも、この作品、実はとても面白い!!
 名作「モンキー・ピーク」シリーズの原作・作画コンビの手がけた作品ですので、絵もストーリーもしっかりしており、8巻ありますが、途中でダレることはなく、予想外の展開を次々と繰り出し読ませます。
 ただ、「呪い」「憎しみ」がテーマのため、ストーリーはかなり陰湿で、「健やか荘」のエピソードなど、かなり胸クソ悪いです。(柴田舞さん、可哀そ過ぎる…。)
 それでも、ホラー好きだけでなく、一般の読者の方にも十分アピールできる作品ではないでしょうか?
 個人的には、良作としてお勧めです。(面妖な表紙に関しては、目をつむってください。)

2026年2月18〜20・22〜25日 ページ作成・執筆

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