jon-YAKITORTY:原案・監修/貫徹:脚本・構成/頼間リヨ:漫画
「シカバネーゼ@」(2024年2月1日初版発行)
「シカバネーゼA」(2024年5月1日初版発行)
「シカバネーゼB」(2024年11月20日初版発行)
・「第1話」(単行本@)
「ある廃工場に七人の男女が集まる。
彼らの目的は集団自殺であった。
(登場人物については以下の通り。
・浅霧ヒナタ(23歳)〜主人公。無気力なフリーター。こうなったのには過去のトラウマが原因のようなのだが…。
・花菱セイゴ〜粗暴極まりない。怪力。
・夏目ユウシロウ〜引きこもりのおデブ。
・咲間アイル〜ギャルっぽい女子高生。大人に不信感を持つ。機を見るに敏であるが…。
・不破ヒマリ〜天然な娘。セイゴとのやり取りは漫才の域に達している。
・御影イオリ〜自己肯定感の異常に低い眼鏡っ娘。会社でひどい目にあっている模様。
・田辺〜元・工場主。今回の集団自殺の企画&主催者。)
睡眠薬を飲み、頃合いを見て、練炭に火を入れる。
これで楽に死ねるはずだったが、気が付くと、彼らは森の中にいた。
しかも、集団自殺には参加していない少女(音無レイ)の姿もあった。
彼らが混乱していると、どこからか子供の声がする。
声はここが天国と地獄の狭間にある「煉獄」で、全ての試練をクリアすれば、扉が開かれ、煉獄から解放されると言う。
最初の試練は光の柱の立つ「会場」へと移動すること。
もちろん、試練に参加するしないは自由なのだが…」
・「第2話」(単行本@)
「試練に失敗すれば、鬼に地獄に連れて行かれてしまう。
皆、慌てて光の柱のところへと走るが、ヒナタは音無レイが鬼の前に立ち尽くしているのを目にする。
助けるかどうか躊躇した一瞬、ヒナタの脳裏に過去のある情景がよぎる。
彼は反射的に少女を助け、一緒に光の柱に向かおうとするのだが…」
・「第3話」(単行本@)
「ヒナタたち七人は中央に大きな穴のある部屋に転送される。
そこで行われる試練は「暴食の試練」。
クリア条件は「不要なものを捨て合計10s減量」すること。
穴は地獄に通じており、そこに捨ててもかまわないし(ただし、衣類や靴等は換算されず。)、穴は使わず10s減量してもOK。
誰か一人、穴に突き落としてもいいが、これから先のことを考え、彼らは断食ダイエットを選ぶのだが…」
・「第4話」(単行本@)
「計算上は二日程度、飢えを我慢すればよい。
しかし、定期的に穴から豪華な食事と斧の載ったテーブルが出てくる。
制限時間は十分しかなく、しかも、スープや飲料の液体はない。
花菱セイゴはテーブルに近づかないよう厳命し、皆、それに従う。
最初は順調に体重が減っていったものの、徐々にペースが落ち始めると…」
・「第5話」(単行本@)
「空腹がもたらす苦痛は想像以上のものであった。
そんな時、夏目ユウシロウの裏切りが明らかとなり、皆、感情を爆発させる。
更に、音無レイが脱水症状でダウンしてしまい、このままではユウシロウが穴に突き落とされてしまう。
選択を迫られる中、ヒナタは誰も死なない方法を必死に考える…」
・「第6話」(単行本A)
「ヒナタはセイゴに煉獄のルールを使えば、誰も犠牲にせずに済むと言う。
そして、そのヒントはテーブルの上の斧にあった…」
・「第7話」(単行本A)
「試練をクリアし、彼らは森へと転送される。
彼らはここで24時間の猶予をもらい、自由に過ごして構わない。
ただ、セイゴだけは次の試練を始めようとする。
不平を言う連中にセイゴはある指摘をする…」
・「第8話」(単行本A)
「次の試練は「強欲の試練」。
舞台は学校で、西棟の教室にヒナタ・セイゴ・咲間アイル・御影イオリの四人、東棟の教室にユウシロウ・音無レイ・不破ヒマリの三人が配置される。
クリア条件は二時間以内に校舎内に隠された鍵を二つ集めて、屋上扉から脱出すること。
ただし、鍵は一つでも脱出可能で、その場合は二人しか脱出できない。
更に、校内には鬼が徘徊しており、早速、不破ヒマリが捕まってしまう。
ヒナタは助けに行こうとするが、その前に技術室に行こうとアイルが提案する。
教室には校内の地図が隠してあり、技術室には鍵のマークがついていた。
四人は技術室に向かうが、技術室に足を踏み入れた途端、セイゴはトラップの檻に捕らえられ、ヒナタも技術室に閉じ込められる。
管理者によると、ここは「拷問技術室」で、ヒナタは二つの選択肢を与えられる。
一つはセイゴと鍵をあきらめ、技術室を退出すること。
もう一つは、拷問授業の被検体になることであった…」
・「第9話」(単行本A)
「ヒナタは拷問授業の被検体となる。
自らを犠牲にするヒナタの姿を見て、セイゴは自分の裏切られ続けた人生を思い起こす。
凄惨な拷問の後、セイゴは解放され、鍵も入手する。
しかし、技術室を出ようとした時…」
・「第10話」(単行本A)
「ヒナタを見捨てれば、セイゴは技術室から出ていける。
しかし、彼にはヒナタとの約束があった。
彼が選ぶ第三の選択とは…?」
・「第11話」(単行本B)
「タイムリミットまで約一時間。
ヒナタとセイゴが保健室で手当てをしていると、ユウシロウ・アイル・音無レイもやって来る。
ただ、ヒマリは鬼に体を両断され、彼女の上半身は鬼の背中にくくりつけられていた。
そして、鬼の首には二つ目の鍵が…。
全員で助かるには鬼を倒さなければならないが…」
・「第12話」(単行本B)
「アイルが鬼をおびき出し、家庭科室でセイゴとユウシロウが待ち伏せる。
作戦は成功し、彼らは鬼から鍵を奪い、ヒマリを取り戻す。
後は鍵をさして脱出するだけだが、ここで思わぬ落とし穴が…」
・「第13話」(単行本B)
「御影イオリはヒナタから鍵を盗み、レイを人質に取って、自分だけ先に脱出しようとする。
彼女は屋上扉に鍵をさすものの、扉は開かない。
しかも、その場に鬼が現われ…。
一方、ヒナタたちは、一人が脱出した時点で二つ目の鍵は使用できないと警告を受ける。
このピンチを乗り越えるには…?」
・「第14話」(単行本B)
「残り時間はあとわずか。
セイゴたちがヒナタとレイを出口の前で待っていると、ようやく二人がやって来る。
だが、家庭科室で倒したはずの鬼が現れ、ヒナタたちに向かって突進してくる。
ヒナタはレイをセイゴに渡すも…」
・「第15話」(単行本B)
「ヒナタは頭部を鬼に粉砕される。
走馬燈の流れる中、つらい過去の思い出がよぎり、彼は諦める。
気が付くと、そこは…」
・「第16話」(単行本B)
「ここは赤い海に囲まれた島で脱出は不可能。
周囲は森ばかりで、次の試練会場はわからず、とりあえず、休憩することにする。
その時、レイがヒナタに話があると囁きかける。
レイによると、この中にどうやら扇動者がいるようなのだが…」
・「第17話」(単行本B)
「ヒナタはレイの死に責任を感じていた。
レイの死の真相とは…?
そして、そんなヒナタにレイは…」
jon-YAKITORTYさんのダークな曲「シカバネーゼ」を原案とした、自殺者たちが煉獄で試練を受けるサバイバル・ホラーです。
ただし、この作品、大きな問題があります。
と言うのも、第三の試練を前にして、突如、最終話を迎えるのです。
試練のルールもある程度明らかとなり、仲間と信頼関係を築き、これから面白くなるといった矢先にコレなので、頭を抱えました。
主人公の過去や管理者の少年の正体、裏切者の目的等、結局、説明されないままです!!
一体全体、この作品に何が起こったのか?!
まあ、打ち切りっぽい感じはしますが、作品としてはかなり面白く、人気がなかったとは私には思えないのですが…。
ともあれ、完結していないので、人によっては、だったら最初から読まない…となるでしょう。
でも、このまま、忘れ去られるには惜しい作品です。
続きを求める声がもしも高まれば、再び連載が始まる可能性もなきにしもあらずですので、この場を借りて、関係者の方々に作品の続きを切にお願いしておきます。(貫徹さんは「悔しい気持ちでいっぱい」だったとのことなので、是非リベンジを!!)
2025年7月23〜25日 ページ作成・執筆