小池ノクト
「トナリノジイサン@」(2024年9月9日初版発行)
「トナリノジイサンA」(2025年6月9日初版発行)
「トナリノジイサンB」(2026年1月5日初版発行)


・「第一話 タビダチノ ヒニ」(単行本@/「ヤングキング」2024年第8号)
「小さな田舎町、蘭内町。
 三倉結希は絵の好きな少女で、早く都会に出たいと考えていた。
 彼女の姉は非常に優秀で、アメリカ留学の話が決まる。
 旅立ちの日、結希は姉を空港まで送ろうと一緒の電車に乗る。
 その電車で結希は姉を肖像画に描く。
 彼女は姉のアドバイスに従い、ありのままに物事を見るのだが…」

・「第二話 ナニカガ イタ」(単行本@/「ヤングキング」2024年第9号)
「気がつくと、結希はトンネルの暗闇の中にいた。
 「風船頭」(単行本@の表紙を参照のこと)と化した姉がトンネルの奥に歩いて行くと、何か巨大なお爺さんのようなものが姉を捕まえ、頭から食べてしまう。
 結希はその場から逃げだし、トンネルの外で母親に連絡を取り、警察を呼んでもらう。
 更に、線路伝いに駅に向かうと…」

・「第三話 フレンゾクナ ニチジョウ」(単行本@/「ヤングキング」2024年第10号)
「翌朝、またいつもの平凡な日常が繰り返される
…ように見えたが、結希は登校途中、蘭内駅を見て、昨日の出来事が全て事実だったことを知る。
 相談できる相手もおらず、彼女が途方に暮れていると…」

・「第四話 ワタシダケ」(単行本@/「ヤングキング」2024年第11号)
「「風船頭」は結希の姉だけでなく、山田という教師も同様であった。
 ただ、行動は本人と変わりなく、結希以外には皆、普通の人間に見えていた。
 結希はおかしいのは自分だけと考え、姉が生きているという希望を抱くのだが…」

・「第五話 ケサレタ デンゴン」(単行本@/「ヤングキング」2024年第12号)
「校庭に描かれた絵。
 それは「風船頭」を模したもので、結希は自分以外にも「風船頭」が視えている人がいることを知る。
 更に、この絵は駅前の小屋の壁にも描かれているらしい。
 どうやら何者かがメッセージを送っているようなのだが…」

・「第六話 ツタエル オモイ」(単行本@/「ヤングキング」2024年第13号)
「結希は校庭に描かれたのと同じ絵を町内で発見する。
 描いた人物とコンタクトを取るため、彼女も行動を起こす決意を固める…」

・「第七話 フタツ ト フタリ」(単行本@/「ヤングキング」2024年第14号)
「晩、結希は友人の神崎と愛と共に神社の夏祭りにやって来る。
 神楽が始まるが、舞手は「こぶとり爺さん」の仮面をつけており、両袖で顔を隠すと、両頬にこぶがついた仮面に変わる。
 結希が訝っていると、その場に「マイナーな祭りの好きな観光客」の男性が現れる。
 彼はあれは「隣のじいさん」だと指摘して…」

・「第八話 シンジツノ オクヘ」(単行本@/「ヤングキング」2024年第15号)
「結希が人目のつかない場所にいると、青年が彼女に声をかけてくる。
 彼の名は来海健太(20歳)、町人からは「甲子園」と呼ばれ、蔑まれていた。
 彼も彼女と同じように視えており、町人を覚醒させるためにあの絵を描く。
 だが、彼はトンネルにいるものについては視たことがなく…」

・「第九話 トンネル ノ ムコウ」(単行本A/「ヤングキング」2024年第18号)
「山田先生は研究者としてフランスに旅立つこととなる。
 結希と来海は線路を歩く彼の後をつけて、トンネルへと入る。
 トンネルの奥にいるものとは…?」

・「第十話 シニタク ナイ」(単行本A/「ヤングキング」2024年第19号)
「二人の前に、巨大な老人のような怪物(単行本Aの表紙を参照のこと)が現れる。
 怪物は山田先生の風船頭に食らい付こうとし、二人は怪物を攻撃するが、全く通用しない。
 しかも、結希は怪物に捕まり…」

・「第十一話 ドウシテ ミエナイ」(単行本A/「ヤングキング」2024年第20号)
「トンネルで結希たちがピンチに陥った時、若い女性がその場に現れ、彼らはトンネルから脱出する。
 女性は「水質調査に来ただけにいち研究者」で、寄生虫について調べているらしい。
 でも、女性は明らかに不審な点ばかりで…」

・「第十二話 ソトカラノ ライホウシャ」(単行本A/「ヤングキング」2024年第22号)
「女性は結希と来栖が「見えている」ことに驚き、その理由を調べたいと望む。
 この町で起こっていることに女性が何らかの関係があることは明らかであった。
 結希は自分たちが実験台にされていることに憤り、町の外に助けを求めようとするのだが…」

・「第十三話 ゼツボウノ マチ」(単行本A/「ヤングキング」2024年第23号)
「結希は町の外からタクシーを呼び、初老の運転手に町の異常さを見せる。
 運転手はことの重大さを知り、結希を札幌の警察署へと連れて行くことに同意するが、その時…」

・「第十四話 タイサク カイギ」(単行本A/「ヤングキング」2024年第24号)
「先日、トンネルで会った女性の言葉から結希は原因は寄生虫ではないかと考える。
 また、来海の部屋で彼が今まで「風船頭」について調べたことを教えてもらう。
 「風船頭」は蘭内町以外にはおらず、1990年代初頭から出始めたらしい。
 実際はわからないことばかりだが、一番の問題は何故、見えるようになったのか?…ということ。
 この鍵を握るのはやはり、トンネルで会った女性で…」

・「第十五話 オモヒデ ト ケツイ」(単行本A/「ヤングキング」2025年第2号)
「来海は、風船頭の原因はトンネルの怪物で、その怪物を作り出したのがあの女性だと考えていた。
 彼はどんな手段を使ってでも女性に全てを白状させるつもりで、結希に別れを告げる。
 結希が呆然としていると、知り合いのおばさんから声をかけられ、蘭内会館に連れて行かれる。
 用件は、蘭内町のサイトで紹介する「姉についてのインタビュー」についてで…」

・「第十六話 テンネン ノ コウタイ」(単行本A/「ヤングキング」2025年第3号)
「結希がサイトの説明を受けている背後では、町人たちが町おこしについて盛り上がっている。
 それは町の湧水を「天才をつくる水」として売り出す計画であった。
 その話し合いの場に「マイナーな祭りの好きな観光客」の男性(第七話)が相談役として連れてこられる。
 男性の名は佐伯で、町人から湧水の販売計画を聞かされると…。
 一方、結希は彼とトンネルの女性との共通点に気づく…」

・「第十七話 カタヲ ツケル」(単行本A/「ヤングキング」2025年第4号)
「夜道、結希は佐伯に鎌をかけ、全てを話させようとする。
 佐伯がこの町に来た目的とは…?
 それは昔話の「こぶとり爺さん」と関係があるようなのだが…」

・「第十八話 フタタビノ アクム」(単行本A/「ヤングキング」2025年第6号)
「その頃、来海は灯油のポリタンクを持ち、軽トラックでトンネルを訪れる。
 彼は坑内で横穴を見つけ、その奥で怪物が人肉を貪り食っているのを目にする。
 彼は怪物を焼き殺す決意をするが、あの女性が現れ、彼を説得しようとする…」

・「第十九話 キエル サザナミ」(単行本B/「ヤングキング」2025年第9号)
「結希は友人の愛の首に寄生虫が蠢いているのを目にする。
 この寄生虫こそが「風船頭」の原因であった。
 結希は愛を救おうと、彼女の首をカッターで切りつけ…」

・「第二十話 ヤケハテタ アト」(単行本B/「ヤングキング」2025年第10号)
「結希は一週間の自宅謹慎になるが、来海と連絡がつかないのが気になり、家を抜け出す。
 彼女がトンネルに向かうと、トンネルの中に軽トラックが乗り捨てられていた。
 その奥には…?」

・「第二十一話 アタラシイ ジブン」(単行本B/「ヤングキング」2025年第11号)
「佐伯の目的はトンネルの怪物、即ち、「トナリノジイサン」の確保であった。
 彼は結希たちの存在を危険視し、「トナリノジイサン」を町から運び出そうと計画する。
 その時、彼の前に霧島という女性が現れる。  彼女は彼の仲間で、トンネルのあの女性であった。
 彼女は恐ろしいほどの躁状態で、どう見ても様子がおかしい。
 佐伯は彼女がトンネルで何かをしたと察するが…」

・「第二十二話 トモトノ サイカイ」(単行本B/「ヤングキング」2025年第12号)
「謹慎が解け、久しぶりに結希は登校する。
 あれだけの騒ぎを起こしたのに、生徒たちは皆、普通に接してくる。
 教室で彼女は愛と一週間ぶりに会うが、彼女の頭は…」

・「第二十三話 ワタシノ シンジツ」(単行本B/「ヤングキング」2025年第14号)
「愛が東京の芸能事務所のオーディションに受かったという話。
 それはどう考えても納得のいかないことであった。
 結希は話の矛盾をついて、クラスメートたちにこの話がでたらめだと証明しようとするのだが…」

・「第二十四話 コチョウノ ユメ」(単行本B/「ヤングキング」2025年第15号)
「結希は担任の酒井に空き教室に呼ばれる。
 どうやら酒井も結希と同じように視えていた。
 しかし、彼は「胡蝶の夢」の故事を持ち出し、「蝶の夢」を壊し、現実に戻したことの責任を取れるのかと問う。
 彼は「町の夢」を守るつもりであった…」

・「第二十五話 モエル シュウネン」(単行本B/「ヤングキング」2025年第18号)
「佐伯は設備を回収し、蘭内町を去る準備を進める。
 札幌に戻り、研究室で霧島の体内からあるものを取り出せば任務は完了だが、それは一体…?」

・「第二十六話 ヤボウ ノ タイドウ」(単行本B/「ヤングキング」2025年第19号)
「札幌。一般財団法人E.I.U.I.財団。
 佐伯は蘭内町で起こったことを上層部に報告する。
 彼は自分たちの行動が適切であったと主張するが、上層部の要求は厳しい。
 更に、報告会の後、彼に重大な知らせが…」

・「第二十七話 フタタビ コノマチニ」(単行本B/「ヤングキング」2025年第20号)
「結希は下校途中、本間という女性が駅で町人に見送られるのを目にする。
 本間は今までやってきた刺繍が認められ、ポルトガルで大学の講師になるという。
 線路を歩いて行く本間の後を結希はつけて、トンネル内で本間に声をかけるのだが…」

・「第二十八話 ミエナクテモ ツナガル」(単行本B/「ヤングキング」2025年第22号)
「佐伯は財団職員を従えて蘭内町に戻ってくる。
 失踪した霧島は必ずこの町のどこかに潜んでいるはずであった。
 手がかりは「風船頭」で、これを見張っていれば、いつか霧島のいる場所にたどり着けると考える。
 佐伯が町を歩いていると、結希の姿が目に入り…」

・「第二十九話 モドレナイ ニチジョウ」(単行本B/「ヤングキング」2025年第23号)
「夜の浜辺で結希は全てを神崎に打ち明け、元気をもらう。
 彼女は好きな絵に再び向き合うことにするが、蘭内町の絵を描いている時、上級生から手紙を渡される。
 その手紙には「真実を教えます 協力して下さい 東崎山環状列石で」と書かれていた…」

・「第三十話 セカイヲ スクエ」(単行本B/「ヤングキング」2025年第24号)
「手紙の差出人は来海であった。
 彼は札幌まで行き、秘密を掴んだと結希に話す。
 しかし、結希は彼の熱意には何の反応もせず、「町の夢」を守ろうと決めていた。
 無関心な結希に来海は焦りだし…」

2026年4月20・21・24日 ページ作成・執筆

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