池田弘「恐怖の大蛸」(130円/発行年月日不明)

「立花右近が責任者を務める御用船太平丸は江戸へと出港する。
この船には夕汐藩が幕府へ献上する御用金、百万両が積まれていた。
しかし、家老の七尾は海賊の波右エ門に太平丸を襲わせる。
立花右近は精一杯戦うものの、顔に火矢を受け、海へと転落する。
海賊船は百万両を強奪に成功するが、地獄岬で大蛸の襲撃を受け、百万両は海の底へと沈む。
七尾は、波右エ門の昔の海賊仲間である砂屋義平に御用金の引き上げを頼むのだが…。
一方、七尾の企みにより、立花右近の娘、みどりは大蛸への生贄として海へと流され、その兄の新吾も縛られたまま海へと突き落とされる。
新吾は旅の虚無僧に命を救われ、彼と共に七尾の陰謀に立ち向かうこととなる…」
時代劇でおなじみの御家転覆の陰謀を幕府隠密が暴くという内容で、ストーリー自体にさほど目新しさはありません。
ですが、この作品の売りはタイトルで謳ってある「大蛸」でありまして、登場するページは10ページ程度であるものの、かなり力を入れて描いており、インパクトはなかなかのもの。
個人的には「モンスターもの」としてぎりぎり評価しても良いように思っております。
・備考
カバーの痛みが激しい、特に、背表紙の上部がボロボロ。本体、割れ多し。状態は普通だが、所々、小さな欠損や剥げあり。後の遊び紙に貸出票の剥がし痕あり。
2026年7月9日 ページ作成・執筆