司孝平「太郎沼の妖女」(130円/1959年5月5日発行)
「奥州。
正吾といとこの夕美は柳生の里を出て、父親を捜す旅を続けていた。
手掛かりは北上山脈で言い伝えられている沼のあたりらしいという情報だけで、正吾は山小屋の老人からその沼について聞く。
その沼は「太郎沼」と呼ばれ、源義家(1039〜1106/八幡太郎)が築いた黄金の城が底に眠っていたが、沼に近づく者は女性の姿をした鬼がとり殺すと言われていた。
正吾と夕美は、生贄の指名を受けた老人の代わりに、太郎沼へと向かうのだが…。
二人の父親の正体は…?
そして、太郎沼の秘密とは…?」
イマイチです。
妖女の正体がはっきりせず(作中では「義家公の亡霊」と説明されてるが、んなわきゃ、ね〜だろ!!)、出番も少ないので物足りません。
ストーリーもどこか中途半端で、主人公たちが父親捜すストーリーと黄金の城のストーリーの二つがうまくかみ合っていない印象です。
あと、二人の隠密の憎しみと友情のエピソードは必要だったのかどうか…。
それよりも広大な太郎沼を主人公たちが探索する冒険の要素を増やした方が面白くなったように思います。
・備考
非貸本?本体、割れやヨレ、多し。小口の底に記名あり。
2026年3月5・6日 ページ作成・執筆