村祖俊一「劇画・イースター島の謎」(1980年3月9日初版発行)
「ヨットで世界一周を目指す青年、滝宮真吾は、太平洋を航行していた。
夜、隕石の落下を見た後、漂流する少女を発見する。
真吾の介護の甲斐があり、少女は息を吹き返すが、少女の身体は普通の食べ物を受け付けず、衰弱していく。
また、少女は真吾の知らない言葉を話し、意思の疎通ができない。
ただ、少女は「モアイ」には熱心に反応するため、真吾はイースター島を目指す。
イースター島で真吾は少女を病院に入れようとするものの、少女はロリコン趣味の総督に拉致される。
真吾は、イースター島を研究している日本人学者の協力を得て、少女の行方を探す。
だが、少女が総督を殺害したというニュースが真吾達の耳に入る。
警官達が少女を血眼で探す中、真吾は少女とどうにか再会。
真吾と少女、日本人学者の三人は、ネルの洞窟に身を隠す。
そこで、三人はイースター島の過去に秘められた意外な事実を目の当たりとする。
イースター島に伝わる長耳族と短耳族の伝説…。
そして、少女の正体は…?」
本書では、イースター島のモアイについての謎が明かされております。
ですが、ぶっちゃけ「ムー」的な知識のようでして、ラスト、怒涛のように解説がされるのでありますが、あの〜、私、あまりよく理解できませんでした。
やはり、私の「本気」が足りないせいでしょうか?(こういうものは「考え」てはダメですよね。)
それよりか、村祖俊一先生の頼りない線で描かれた、虚ろな美少女キャラを堪能すべきでありましょう。
ロリコンかつ嗜虐趣味の総督に鞭でしばかれる描写もばっちりありまして、その描写の艶めかしさはやはり「本職」であります。
これを見ていたら…次の日曜日にでも、村祖俊一先生の単行本を納屋で探そう。(何冊か持っているんです。)
2017年1月6日 ページ作成・執筆